概要
それでも、人の幸せを願えますか?
言葉にしたこととことごとく逆の不幸な現実を招いてしまう女性が、最後に見たものとは?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!この異能者は本当に可哀想。ギリシャ神話のミダス王みたい。
逆神のタイトルが洒落てますね。ボキャ貧の私は自分の国語力アップも兼ねてカクヨム投稿作品を読んでいるので、YAHOO辞書で調べてみました。大辞林なんかには記載されてないようですね、ネット用語として定着した単語だとか。
読んでいて、ホラーの王道を行くような空恐ろしい設定だなぁ、と感じました。短いながらも、後半で"転"に相当する展開が待ち構えています。
全体を通してスルスルと読めるのですが、最後の一文は腑に落ちませんでした。
元々短編にはMAX2つが信条なんですが、そう言う理由で星1つにしました。
弁解替わりではないですが、これも本音で書きます。作者の歴史小説「易水悲歌」を読みましたが、面白いです…続きを読む - ★★★ Excellent!!!言葉が、裏返って現実となる少女の見つけた、意外な力の利用法は……?
選挙予想で当確と太鼓判を押した政治家が次々に落選する政治評論家、試合前の予想を次々と外すスポーツ解説者。
ことごとく予想を外す彼らに対して、世間の人々は敬意を表してこう呼ぶ。「逆神」と。
本作の主人公・佐久間恵もそんな逆神と呼ばれそうな能力の持ち主。
祖父に「お爺さんいつまでも長生きしてね」と言えば翌日急逝し、「一生友達でいよう」と約束した親友は転校、そのようなことが連続し、さらには唯一の友達も事故で失ってしまう。
自分が放った言葉が正反対の結果を生んでしまう。この現象を呪う恵だが、
ある日大学内の人気者である峯岸涼子から小説の書き方について相談をされる。
自分が持たないもの、全てを持つ…続きを読む