閉室間近の図書室で、気になる先輩と二人きり。しかも、先輩は無防備に寝ていて。先輩の挙動が美祢子の本心を表へ引き出していく、そのやり取りが好きですね。
読書の秋、放課後の図書室、眠っている憧れの人と2人きり。淀みのない文章で描き出されるワンシーンに、ドキドキした。過不足のない情報量が読者に想像の余地を残しつつ、「私」と先輩の人物像を的確に浮…続きを読む
静かな図書室の中、丁寧な情景描写で紡がれる微笑ましくもあたたかな恋の始まりの物語。とても綺麗な作品です。
今回は短編である。キャラクターで魅せるゆずりは不利な条件かと思いきや、見事にやってくれた。放課後の図書室でのワンシーンで、丁寧に言葉を選んで心理描写を積み重ねていく。結果描き出されたキャラクターは、…続きを読む
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