閉室間近の図書室で、気になる先輩と二人きり。しかも、先輩は無防備に寝ていて。先輩の挙動が美祢子の本心を表へ引き出していく、そのやり取りが好きですね。
響と書いて“ひびく”と読みます。 フィクション、ノンフィクション問わず、皆様の心に響く作品を生み出していきたい。 小説よりもエッセイやノンフィクションを書く…
読書の秋、放課後の図書室、眠っている憧れの人と2人きり。淀みのない文章で描き出されるワンシーンに、ドキドキした。過不足のない情報量が読者に想像の余地を残しつつ、「私」と先輩の人物像を的確に浮…続きを読む
内容は、高校生の恋物語ということもあり、胸が高鳴る愛らしいお話。目を見張るのは、その可憐で、純粋で、そしてキザな二人の恋心理を、的確に表現している文章だと思います。「優しい雨のような」こ…続きを読む
少し引っ込み思案なのかなと思わせる少女と、その想い人。強がっているけれど、実は興味アリアリな様子が読み取れてとても微笑ましくもあり初々しいと感じました。恥ずかしがり屋さんにぴったりの、とても可愛…続きを読む
今回は短編である。キャラクターで魅せるゆずりは不利な条件かと思いきや、見事にやってくれた。放課後の図書室でのワンシーンで、丁寧に言葉を選んで心理描写を積み重ねていく。結果描き出されたキャラクターは、…続きを読む
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