今回は短編である。キャラクターで魅せるゆずりは不利な条件かと思いきや、見事にやってくれた。放課後の図書室でのワンシーンで、丁寧に言葉を選んで心理描写を積み重ねていく。結果描き出されたキャラクターは、やはり可愛かった。小説ってこう書くんだなあと思わせる珠玉の一編。
閉室間近の図書室で、気になる先輩と二人きり。しかも、先輩は無防備に寝ていて。先輩の挙動が美祢子の本心を表へ引き出していく、そのやり取りが好きですね。
静かな図書室の中、丁寧な情景描写で紡がれる微笑ましくもあたたかな恋の始まりの物語。とても綺麗な作品です。
少し引っ込み思案なのかなと思わせる少女と、その想い人。強がっているけれど、実は興味アリアリな様子が読み取れてとても微笑ましくもあり初々しいと感じました。恥ずかしがり屋さんにぴったりの、とても可愛…続きを読む
ネタバレを含みます。ご注意ください。こんなことってあるの?って思うくらいの展開で、さらりと男子が主人公の心を射止めます。こんなことが実際にあったら、とつい思ってしまう展開です。男子が女子を魅了す…続きを読む
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