絶対最後まで読んで下さい。最初にファンタジーとかライト調とかで敬遠しないで、最後まで読むことをお勧めします。 小生はファンタジーが苦手です。長大な物語で作りこまれた世界観やキャラクター。そこが醍醐味でもあるけれど、小生の頭で理解するのは難しいからです。しかしこの作品はとても分かりやすかったです。短編のため、詳しくは言えないのですが、少女と少年の恋物語としてちゃんと成立しています。そしてちゃんとハッピーな気分で読了できます。
童話『醜いアヒルの子』の天使版のようなメルヘンストーリー。白く美しい翼が象徴的な有翼種族の中でただ一人灰色の翼を持って生まれてしまった飛べない天使、シルフ。地上に捨てられた彼女を保護したのは、医者の卵の優しい青年、クリス。童話では、醜い灰色のアヒルは誰よりも美しい白鳥となって空へ飛び立ちますが、シルフは──?白い羽じゃなくたって、天使になれる。飛べなくたって自分だけの空を掴むことはできる。純粋でまっすぐな思いが彼女の翼を輝かせる、温かな読後感のお話です。
ボーイ・ミーツ・ガールですね!飛べない天使ですね!!この短い作品でお腹いっぱいになりました(*´ω`*)
読み始めてすぐに、この物語に引き込まれました。ヒロイン・シフレは同じ種族の人達(?)が当たり前にできることができないことから、コンプレックスや劣等感を抱き、遂には追放されてしまいます。しかし、彼女は追放されたのち、自分を認めてくれる人に出会います。彼女が最後、彼のために自分の今までの限界を超えていくさまに、とても感動しました。とても素晴らしい作品なので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
ネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。この小説の醍醐味は、優しい男性にあるだろう。恋を患い、心配性の主人公を見ているだけでもかわいらしさが伝わる。最後の終わりは自身のコンプレックスとつながっていて、何か色々と思うところが出てくる終わりであった。
すんごい、イイ! 読めば分かる。