愛しのトイレ♡
- ★★★ Excellent!!!
最近、トイレが近いのです。
トイレの前を通りかかるだけで、ソワソワするのです。
それで、仕方なく私はトイレに入ります。
すると――。
舞台の幕が上がります。
或る時は、瑞々しい青春の一コマが。
或る時は、背筋の凍る惨劇の一瞬が。
或る時は、哀愁溢れる映画のワンシーンが。
入れ替わり立ち替わり、鮮やかに登場するのです。
家中で一番狭い一室が、実は<千の扉>の入り口だったとは……。
雹月あさみさん。
あなたのお陰で、とくに土曜日のトイレが近くなった。