こちらの方が"監獄のお姫さま"になります。


始めに言うと、この物語は"刑務所"での話です。

刑務所です、刑法や条例に記載される"犯罪"を犯した人たちが集まる場所、のハズです。…が、これほど緩くできるのは作者の想像力あって。

罪状は、歩きスマホとかちょっと大人の本を買ってしまったとか、"それで捕まえるの?"と言うようなモノ。ですが、実際に社会が発展してくるとこれも在り得る事ではないのでしょうか?

女の子だらけでコメディ調、と訊けば安く簡単に作れる女の子のワイワイものなんてイメージもあったりしますが、この作品はコメディ調に書かれてながらも、受刑者の女の子達の心情や成長がしっかり書かれていて、女の子だらけモノに抵抗があっても十分に読める一作となっています。

"自分が変われば、それに人も理解してくれる"。これを教えてくれる一作でもありました。

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