作者様のセンスが炸裂している笑える一作です。誰もが知っている『桃太郎』の昔話を題材にしていますが……。桃太郎、まだ旅に出ていません(笑)えっ!? そこっ!? その段階でのパロディですか!?これを選んだ時点で、作者様の卓越したセンスがうかがえるというものです。パロディに関しては、これはもう知っているか知らないかによりますが、知らなくても十分楽しめます!おじいさんとおばあさんのやりとりが楽しすぎです!気になる方はぜひご一読を!
桃太郎と言えば岡山なので、一言紹介は岡山弁でいたしました。何でもアリのパロディ、いいですよね。私は好きです。全て分かればよりいいですが、分からなくてもオッケーです。主役のはずの桃太郎を差し置いておじいさん、おばあさんが「若い者には負けたらおえん!」と大活躍されています。楽しい作品をありがとうございました。
その前にだいぶやられるんですけどね。メタな視点や現代の言葉、分かったらクスリとくる元ネタをふんだんに使った桃太郎のパロディ。こういう作品は作者の想定する読者の年齢とマッチしないと難しい部分もあるのですが、僕は楽しく読めましたね。最後のちょっとしたサプライズは、あなたを驚かせるかもしれません。
"きびだんご"とは何ぞや?確かに疑問ではあります。あの団子が桃太郎の腰にぶら下げられるまでにあった爺さん婆さんの苦労を考えた事が無かったと言えば無かったので、聞かれてみればやっぱり、"きびだんご"って何?と思ってしまいます。それが桃太郎に渡されるまでに、どんな苦労があるのか?という視点から物語が展開されていますが、コメディ調で笑いありで楽しめる"桃太郎の裏側"ですよ!…尚、きびだんごに関する話はちゃんとされております。