概要
騙して結婚した相手に、本当の愛を感じ始めた彼女。子供が生まれ、その後…
近未来での話。
世界的な食料危機になり、世界の人口を強制的にコントロールする法案が可決される。それは男女を分け、出産をコントロールする法案。
自分の赤ちゃんが欲しいと思う、1人の女性が男の区画に忍び込む。
物語はそこから始まります。
その後、彼女の行為が引き金となり・・・。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!子供を産むという権利を、人から奪えるのか？
人口抑制の目的で、男女は自由に出会うことができなくなり、子供を自由に産むこともできなくなった社会。そこで、力ずくで出会い、子供を産んだ男女の話。
男目線と女目線が交互にあり、物語は進んでいきます。とても読みやすい文章です。
ストーリーは、一種の思考実験のようであり、極端な設定の中で、子供を産むという人間性の根幹にかかわる部分と、どう折り合いをつけていくのか、といったテーマ。面白いです。
ガチガチのハードＳＦというよりは、物語に近いと感じます。未来を舞台にした、哲学的な意味を多く含んだのおとぎ話という印象を受けました。
このレビューを書いている時点ではまだ未完ですが、物語も終盤にさしか…続きを読む