2.焦燥感


また立ち尽くした。

後ろから時の壁がせまっている。

どこの道に行くか早く選ばなければならない、誰しもがそうでしょ?


やりたくない、やらなければならない、さあどうする?

人類の命運が自分にかかってるような過剰な自意識にさいなまれてないか?



結局今日も同じことをやってしまった。

自分が自分だとして自分じゃないなら自分は何か?

これはダメだ、意味がわからなくなってきた



━好きな人いる?━

きっと今日もそんなありがちな若気があちらこちらで繰り返されてんだろう。

自分はとっくにそこを通りすぎてしまったような気がする。

そしてあの時あったたくさんの別れ道を、ほしがってる今を悲劇と呼んでもいいと思う。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

下弦の月だから あきの @blackdevil

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ