ぐいぐいと引き込まれる構成と無駄のないストーリー展開で文句なしのエンターテイメントに仕上げられています。
少しだけ心配な点は、およそ50年前のセンスで書かれている(主人公の名前が「アキラ」であることに始まり、なんだかすごい素材という「超合金」のノリで「ナノマテリアル」が使われている)ことで、今の若者にウケるのかわからないというところ。
だからこそ、編集さんに没にされたネタを高齢のプロ作家さんが好きなように書いたら、こんな傑作になった――という妄想をしてしまいました。
それくらい面白い作品です。
(漢数字が使われていないので、実際には違うと思います)
一番人気はシェリルに違いない。
---
というレビューを2年以上前に書いたのですが、本当にプロ作家さんになってしまいましたね。当然ですね。頑張ってください。
企業国家、謎に包まれた旧世界の科学技術が詰まった遺跡、多種多様な生物兵器や機械。そんな世界に一癖も二癖もある人間たちと旧世界のAIたちが加われば面白くないわけがない。
主人公アキラと周囲の人々が熟考し、戦い、生きようとする様は激しい躍動感と魅力に満ちている。しかも主人公の住む東部と別の地方には魔法やエルフという気になる存在が匂わされているのでアキラの冒険は今後も拡大し続けることは確実。今後の展開が待ちきれない。
無理やり欠点をあげるとすれば時に過剰なほど濃密な戦闘描写に対して日常生活の描写がやや浅いこと。スラムや都市や荒野にはどんな音や匂いがあり、どんな風が吹くのか。主人公がそれをどう感じるかわかればリアリティはさらに増すのでは。
ついでに言えば多くのキャラについて生い立ちが全く語られないのも個人的には残念。どんな家庭や人生の中を生きてきたか断片でも見えればキャラの存在感が増すと思う。
世界観はメタルマックスから引っ張ってきてますね。
いや、大好きなゲームでしたし更に作者さんの拡張した部分、オリジナルの部分や伏線見えるとこが楽しみです。
大陸東部から始まり東端に行くのか?どこまでたどり着けるのか?
カツラギはマッドマックスの場面が浮かびましたし、ポストアポカリプス全開ですね。
少年は何処まで強くなれるのか?
メタルマックス+銀河鉄道999ですかね?
続きを早く読みたいと思います。
日本をイメージした廃墟とその名前、砂漠とビル群、でも土地の広さや地形を読むに砂漠化したニューヨーク周辺なイメージが浮かびますね。どちらかと言うと北斗の拳の1~2巻にありそうな景色が似合いそうです。
あと主人公の居る地域は東部で尚且つ戦車で戦うのがメインと言われる最前線ではないけれど近いとこの都市、のスラム街が住んでるトコのようですね。最初は西部と呼ばれる地域に居るものと勘違いしてました。
カツラギとの出会いではるばる遠くの東部最前線から武器を仕入れてきた!と読んだもので。
あとサイバーパンクと評される方々が居られますが、私的にはウィリアム・ギブスンのスプロール3部作、ニューロマンサーにあるイメージがでかく、本作品とは又別な気がしてならんです。
5月更新にて色々伏線の回収がありました。某掲示板ではキャロルが旧領域者との設定が確定とのことですが読み返すとセンタラルビルでのアキラとの出会った頃はそんな風情や伏線は感じられない書き方なんですよね。
どうであれこの先が又楽しみです。
しかしこれで又リビロスに苦しまなければならないのがキツい。(笑)
次の更新はいつだぁぁぁぁぁぁ
200万字もあるのにクオリティ高し!けどこれ完結するのにあと何百万字要るんだろう。物語の進行具合の指標としてはシェリルとアキラの関係とか、アキラの強さだと思う。けど、200万字あってシェリルとアキラはまだ友達でもない。アキラもまだまだ他の都市にも行ってないし、最前線なんて夢のまた夢。正直全くラストに近付いてると思えないです。でも、長いの嬉しいです!てっきり、シェリルがハンターになってアキラの相棒になると思ってましたけど、寧ろ全力で奨励したいんですけど、そういう伏線も悉く外され、ボスに収まっちゃうのかなって感じです。 まぁ、アルファがいるから難しいですかね。アキラが他の都市行かないならいいですけど、最終目標は今現在の都市からでも行けるのか。多分無理な機会がする……。その時、シェリルは徒党を既に大きくさせていて移転するのか、アキラを追いかけハンターになるのか、それとも別ななにかか。シェリル応援してるぜ、巨乳オババさんたちはもっと自重してほしいですーww