カレーライスは勝利した

鹿角フェフ

カレーライスは勝利した

 僕はカレーライスが好きだ。

 今日はカレーライスの話をメーンとしておこないたいと思う。

 ……寿司はどうしたのか? だって?

 うん。僕はSUSIも大好きだ。けどそれより幾分かカレーライスが勝る。

 あの胃袋を刺激してやまないスパイシーな香りと、口に入れた瞬間に広がる辛さと旨さのハーモニーを何よりも愛している訳だ。

 確かに君が言うとおり今回のコンテストの主題はSUSIとなっている。

 SUSIのコンテストなのだから、SUSIの話をするべきだろう。

 だが少し待って欲しい。拡大解釈すればSUSIもカレーライスではないだろうか?


 ……なるほど。君たちの言い分も良くわかる。あと僕は頭大丈夫なので安心して欲しい。

 君たちの疑問の答えは簡単で、それは常識に起因するものだ。

 けれども、そろそろ視点を変えるべきなんだ。

 クリエイティブな人間は、クリエイティブな思考をしなければいけない。

 常識とか、ルールとか、そういうものに縛られていてはこのグローバル社会において新しいムーブメントに乗ることは到底出来ない。

 そして誰しもがクリエイティブな人間になるべきだ。

 イノベーションこそが、この閉塞した社会と未来を切り開く武器になるのだから。

 そういう点で言えば、SUSIをカレーだと言い張ることはむしろまったく新しく、挑戦的で、刺激的な行いだと自負している。


 今君たちはこう思っているはずだ「Hey! 鹿角フェフは危ない薬でもキメたのかい!?」って。

 もちろん僕はそんな事はしていないし、麻薬は日本で違法だって知っている。

 けど、カレーライスが合法なことはもっと良く知っているけどね。

 (ここで爆笑のSE

 ともかく、僕がこの短い話で君たちに伝えたいことは一つだ。


『アメリカ ファースト。 カレーライス ファースト』


 良く覚えておいて欲しい。

 おっと、カレーライスが切れてきたようだ。

 それでは皆様、よいカレーライスライフを。

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