何のために本を読むんだろう、何のためにレビューを書くんだろう

レビューを書いたら、“トショケン”が手に入る世界。
そんな世界で、レビューを書くためだけに本を読む“僕”と、本を読むために書架の整理をする“彼女”。
読書を通じて交流を深めるふたりの姿が、簡潔な文章ながら、細やかに描かれていきます。
そして少しずつ明かされていく、“トショケン”をめぐる世界のしかけ、ほころび。

私たちは、何のために本を読むのだろう? 何のためにレビューを書くのだろう?
この小説を読み終えたとき、きっとその問いの答えを、あなたは思い出すことでしょう。

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