第10話

街で一番有名な、古くて立派な美術館。


その建物の奥の奥、壁に掛かった大きな絵。



金色色こんじきいろの枠からは、決して出られぬおじいさん。


遠い異国から遥々と、海を渡ってやって来た。



今日もその目を光らせて、群がる民を足元に


「人の子が」って嘲笑わらってた。





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アイスのつぶやき。 u-taroloveme @PINKice007

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