第3話 カクヨムにあてはめてみる

では、カクヨムにあてはめた場合、どのように応用すればいいのかを具体的に考えてみたいと思います。


「作品を読んだ数だけ作者や作品のフォローができる件数が増える」

というシステムにするのはいかがでしょうか。


掲載作品を読んだことによるインセンティブを与えるというシステムの提案はこれまでも他の方の評論で目にしたことがあります。

ただし、そのインセンティブが金銭的に価値のあるものだったり、換金可能なものだったりすると、☆爆やレビュ爆を増やすのみになります。

また、カクヨム運営側にとっても金銭的負担を必要とするものをインセンティブにするのは様々な点で難しく、実現不可能かと思われます。

金銭的な価値はなく、運営側の金銭的な負担もなく安定的に供給可能、かつカクヨム利用者にとって魅力的であるというものでなければならなりません。


そこで、カクヨムの掲載作品を読んだことに対するインセンティブは、カクヨムを楽しむために便利な機能を使用可能とする、というものにするのです。


例えば――

カクヨム登録時には作者フォロー可能件数5、作品フォロー可能件数10と上限を設ける。

短編で☆30以下の作品を読んだら、作者フォロー可能件数1、作品フォロー可能件数3追加

短編で☆30以上の作品を読んだら、作者フォロー可能件数1、作品フォロー可能件数2追加

長編で☆20以下の作品を読んだら、作者フォロー可能件数5、作品フォロー可能件数5追加

長編で☆20以上の作品を読んだら、作者フォロー可能件数3、作品フォロー可能件数3追加

などと、作品を読めばそれだけフォローできる作者数も作品数も増えるというもの。


ポイントは、短編よりも長編を読んだ方が、すでに評価の高い作品よりもまだ評価の低い作品を読んだ方が、フォロー可能な件数が多くなるというところです。


また、ログインしてフォロー機能を使うことが、ログインせずにブラウザのブクマなどで済ませてしまう場合よりずっと便利で使いやすい、と思わせるよう、フォロー機能の充実を図ることも必要かと思います。


たとえば、マイページに表示される一覧を、小説一覧ならば作者ごとやジャンルごとにソートできるとか(現状は時系列表示のみ)、作者一覧ならば近況ノートと作品でカテゴリー分けして表示できるとか。

フォロー一覧も、現状はフォローした時系列で表示されるのみなので、好みの順番に入れ替えたり、名前順にソートできる機能、さらにはフォルダ分けできる機能があったらいいですよね。

(ほかにもフォロー機能がこんなふうに充実すればいいな、というお考えがあったらぜひ教えていただきたいです!)



次に、現時点で想定される問題点と対策案について考えたいと思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る