ここに、一つの、彼だけの、歴史が刻まれている。

小説を書く参考になる特集で読みました。ひとつの作品としての完成度も高かったと思いますがなにより中に込められた思いが読者を揺さぶると思います。
書いた作品が売れ、コミカライズされたりアニメ化されたり…なんてことは作家というものを目指す人はほとんどが夢見るでしょう。しかし誰もが知る作品の後ろに他の多くの作家がいて彼らがどのようなことを思うのかなんて経験しない限りわかるはずがありません。だからこそ一人の歴史を通してそれを知ることができる本作は大変貴重です。