生活感、過疎化感あふれる田舎フィールドで、業務の片手間に催される村おこし的な異世界ごっこ。
しかしそれは何者かに強制されたものだった。
という設定なのですが、田舎要素がかなり強く、とにかくユルい。
仲間が、装備が、戦闘が、魔法が、敵キャラが。
戦闘だって、ホントに危険なことはダメですよ?
仕事は定時で終わりですよ?
夜だって、ちゃんと家に帰って寝ますよ?
そんな環境の中、主人公=勇者は、一歩離れた目線で、ツッコミまくりながら、生暖かく冒険を続けていく。
この生暖かさが、クセになるのです!
途中で昼寝もしたりして。
うん、こんな冒険、いままでなかった(笑)。
帰郷したら、故郷の村がファンタジーの世界みたいになっていた!というお話。
まず発想が面白い。現実に非現実がじわじわと侵食してくる感じが非常にワクワクします。
城が役場でお役所仕事だったりリクルートスーツで戦ったりコンビニでアイテムを買ったりと、微妙に現実感のある描写が絶妙で思わずクスリ。
一話一話が短くて読みやすく、ほのぼのしていて安定して読んでいられるのも魅力的。古代の言い伝えなんかを絡めた設定もなるほどと言った感じ。
はっきり言って今回のコンテストの異世界ファンタジー作品のなかではトップクラスの面白さだと私は思います。何でこんなに星が少ないのか不思議なくらい。もっと評価されてもいい一作です
とても面白いです。
主人公が田舎に帰郷すると、そこは……
みたいな感じで始まる物語ですが、異世界ガチ勢の物語ではありません。
ゆる~い感じです。
要所要所に狙いすましたコメディポイントもあって、
くすっとなりながら読み進める事ができます。
主人公の職業とか、これは彼の10年後の暗示か…
と変に深読みさせられたり、
村の予算が…みたいな妙に人間臭い箇所もあったりと、
スローライフの中にガシガシおもしろ要素を詰め込んだ内容です。
実は別サイトで見つけた時期の方が早くて
そちらを読んでいたのですが、
此方のほうが更新が早いみたいで、今後此方で読みます。
よく使われる言葉ですが敢えて言わせていただきますと、
『是非皆様も読んで下さい。おすすめです。』
ホント、オススメです。