リンガライトに祝福を

「生まれた者すべてに、一生外すことのできない首輪を授ける」
トッカティア大陸カント国の港町ソリディアに住む『なんでも屋』の青年、ピエトロ。彼も生まれた瞬間に輪を授かった一人だった。三年前からピエトロの小さなアパートに居候している少女ロッテも同じく、与えられた輪に縛られながら生きていた。
そんなある日、とある老夫人がピエトロとロッテの元に訪れる。与えられた運命への服従を首に、止まっていた二人の物語が動き出す……！