日常と音楽のハーモニーを魅力的な詩で
- ★★★ Excellent!!!
クラシック音楽を聴いていると、時折それに魅了されて、うっとりとその作曲家が生きた時代を思い浮かべてみたりします。そういった事々や、日常に流れくる音楽のエピソードを詩に表現するなんて、素敵です。
どの詩もそれぞれに味わい深く、ひとつひとつの詩から溢れてくる情緒を、噛みしめながら読みました。
特に、5つ目の「昔々の王女のためのパヴァーヌ」が好きです。マルガリータ王女から着想を得たとされるところを、このように表現するなんて、と感銘を受けました。