第5話家にはミステリーしかない

       ピ、ピ、ピ、ピピピピピ。

う、五時か。勉強しないと。

な……はぁ したくないな。なんか、いいか。たまには。でも、今からは、もう、寝れないな。何しよう。本でいいや。うーん。何読もう。   って家ミステリーしかない。たまには、ファンタジーとか、もいいかも。って思うがなんか想像するのが疲れる。恋愛。論外……たぶん空夢のことしか好きななれないな。友情?そんなきれいなもんじゃない。


《きもっ》


っん……。ちがう。   はぁ  はぁはぁ もう過去の話  もう 忘れるんだ。もう……過去のことだ。はぁ、うん。いつもどうりミステリー読もう。そう。いつもどうりでいいんだ。いつも道理。   うんなにもなかった。何のヤマもない、はっきり言って駄作。しかし、いつもっどうり。それが一番なんだ。それが、一番の幸せなんだ。ふぅ、もう6時か。したくをするか。

「おはよう。」

下に下りると母が、いつものようにご飯を作っていた。

「おはよう」

かなり余裕のある朝。いつものことだ。朝ごはんを食べ終わると、支度をして家を出た。もちろんそれと同時に学校モードに切り替えて。

 学校では、目立たないようにしている。しかし、一人だとよくない。逆にういている。浮かずして学校生活を送るには私の盾になってくれる人が必要だ。それが……

「おはよう」

そう、裕香だ。裕香はものすごく目立つわけではない。しかし、成績もよく周りからの信頼もいい。少し、抜けているところを除いては……。いつも、どこかにぶつけたり転ぶのは毎日だ。しかし、今日はそれどころじゃないようだ。さっきからずっと耳障りな声が。「あんたじゃないよね。」

「ち、ちがいます。私違うの信じて。柚木ちゃん。」

まるで、殺されそうな羊のような目でいった。まぁ、だよな。柚木ちゃんに逆らって1ヶ月後に学校に来た人なんていない。この学校は緑川柚木の父でできているも同然だ。生徒も先生も学校ですら逆らえない。

「どうしたの?」

「なんか、筆箱がなくなったとか」

「え、筆箱だけで……」

裕香はくい気味に、誰かに言いたくて仕方なかったように

「しらないの?柚木ちゃんの筆箱。ブランドもんだよ。確か……十万円ぐらい」

「十万!」

はぁ、っと言わんばかりにこっちを睨んで来たのは、ほかでもない柚木ちゃんだっだ。

「しっ。声が大きい」

しかし、裕香の忠告があった時はもう遅かった。もう後ろからなんか怖い殺気立た視線。

「なに、あんた。まさか、筆箱捕ったあんたじゃないよね」

すごい威圧でわたしに聞いてきた。この睨み顔。誰も逆らえない。いや、それすらもさせないようだ。

「ち、ちがうよ。」

これが私には精一杯だ。でも、こんな一言で柚木ちゃんが信じてくれるはずない。

「ほんと?ほんとに?」

怖い目つきで聞いてきた。

「疑っているの?」

「いいえ、疑ってそんなことないわよ」

そんなことを言っている柚木ちゃんの目は、「疑い」で溢れていた。 

 鞄の隅から隅、あらゆる所を、探されたがもちろんあるはずなんかない。なんか悔しい顔をしていた柚木ちゃんを横目に、裕香は言った。

「誰なんだろ……」

確かに、もう一時間目もすぎている。もちろん、柚木ちゃんは、友達にペンは借りていた。しかし、なんか違うらしく、怒りはピークを超えていた。私的には、周りの友達の方がよっぽどかわいそうだ。どれだけ、ご機嫌取りをがんばっているか。たかが、筆箱がなくなった……そんなことぐらいで     

 そんなこと前にもあったような。ちがう。読んだんだ。それも今日。朝読んだ本と同じじょうたいだった。ならば犯人は、簡単である。私が読んだと同じ本を持っているか読んだことがあるかの二つしかない。でも、だからってなんだ?私にあの人を助ける意味は何だ? 


 《意味? そんなん。うーん。無いや、面白いからかな。》


 なんだ?今日は、また思い出した。いやな気分だ。そうだった。どうせ意味なんてないのか。あ、でも意味ないなら助けなくてもいいか。そっかじゃぁいっか。

「あぁぁぁ。もう。なんなの。みんなウザいんだけど。私の前から消え失せて。」

はぁ。もう何か疲れた。人の気も知らないで。

「そんなこと言わないでよ。柚木ちゃん。大丈夫見つかるって。」ぎこちない笑顔で笑っている

柚木ちゃんの為に でもその笑顔は、彼女には見えていないようだ

「じゃぁ、なんで今まで見つかってないの」

「ごめんなさい……」

はぁもういいっか。周りが可哀想だ。後この空気。疲れた

「裕香あのさ。ちょっといいかな。」

裕香は突然話しかけられて驚いた様子だったが、

「なに、突然?」

「ごめんね。突然。あのさ。私もしかしたら筆箱とった人わかるかもしれない。」

「え、マジ・……え、どうやってわかったの?」

裕香は、興味津津って感じで聞いてきた。

「いゃ。今日の朝ミステリー本を読んだんだけど、今の状況と同じなんだよね。」

大きくうなずいた裕香は

「それで?」

全く分かっていないようだ。たまに、抜けている。

「ほら分からないの。私と同じほんを読んだ人が犯人だよ。」

とても、驚いた様子で、しかしその3秒後にはとびきりの笑顔で

「じゃぁ、柚木ちゃんに言ってくる。」

「まって……」

え、と自分でも驚いて。えっ……その、あ、「どうしたの。みさと。大丈夫」

あ、……

「ごめん。その、あ、いまの柚木ちゃんにいっても、私が疑われちゃうよ。」

「じゃぁ、どうすればいいの。」

言ってから気づいた。あの柚木ちゃんが私なんかの話を信じるはずがない。そう、やっぱり意味ない。結局私は、やっぱり……。「あのさ、柚木ちゃん。話があるんだけど。」

え、何にしているの。裕香。

馬鹿なんじゃないの。

そんなことしたら……

「何?今私イライラしてるの。」

ほら、そんなことするから_

「ちゃんと話を聞いて。」

裕香……

「黙れ。」  やっぱり助けないと   からだがうごかない

「ちょっとは、人の話を聞くことすらできないの?こっちは、せっかく筆箱をだれが取ったかをかるかもしれないのに、聞く耳すら持たないのね。もういい。」

もう、終わった。

「ちょっと待ちなさい。盗んだ犯人が分かるってどう言うこと。」

「誰が、教えるものですか。」

裕香もう…いいから。伝えないとまだ間に合うかもしれない。いや、間にあ合わない。

「ゆうか…もう」

「みさとは,黙ってて。」   

え、何言っているの。あぁぁ……。みんなが、こっちを見てる。ヤバイ。シニソウダ。

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話そうよ 姫ライ @kirara-0509

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