休学中の女学生あおいちゃんが自身のとある秘密を抱えながらアヤカシや人間の関係に巻き込まれていく物語。飲み込まれるように最後まで読んでしまいました。
現代ファンタジーと恋愛ものが好き。狂愛・ギャグなどを読みやすく書けているといいな!
語り手のあおいちゃんはただ物語の語り部であるのにとどまりません。その語り口は彼女の性格と気の利いたウィットに富んでいて読んでいて面白いのです。キャラクターが生きている作品だと思います。
作品を開いては「うわっ」と面食らって閉じてしまう中、本作品は読みやすい。台詞に間隔があるからとか、そういう小手先ではなく、文章が読みやすい。あと、すぐに世界観と主人公を紹介しているのも良い。…続きを読む
電気ではなく蒸気機関が発達した大正時代東京を舞台に描かれる、怪談伝記に登場する生き物〝アヤカシ〟のお話。主人公は売れない記者の助手をしている女学生。なんとこの記者、アヤカシ専門記者だった。普段は…続きを読む
記者と蒸気機関とアヤカシで織り成される世界観。大正時代あたりを想起させる独特の舞台ですが、それを支えているのが、丁寧に積み重ねられている文章だと感じています。web小説で文体が簡潔化されやすい今の…続きを読む
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