第11話。煮物。
おばーちゃん:ほう。ほう。ええのう。
きのこ:じー。
おばーちゃん:ほほう。ええのう。ええのう。
きのこ:じー。
おばーちゃん:なんじゃ。きのこ。
きのこ:作っとんだな。にんまりだな。
おばーちゃん:ああ。煮物じゃ。旨いぞー。
きのこ:残念だな。すきやきじゃないんだな。きのこちゃんはお肉が食べたいんだな。
おばーちゃん:肉?何言うとるんじゃ。芋が有る。こんにゃくも入れとるぞ。
きのこ:お年寄りにはそれで良いんだな。きのこちゃんの様なお子様にはお肉が必要なんだな。焼き肉を用意するんだな。
おばーちゃん:何を言うとるんじゃ!一口食うてみい!ほれ!
きのこ:嫌だな!ばーちゃんこそお肉を食べるんだな!お年寄りにもお肉は必要だなー。
おばーちゃん:今日は煮物じゃ!食うてみい。のう。きのこ。ほれ。皿に入れてやるからの。
きのこ:じー。
おばーちゃん:ほれ。どじゃ。
きのこ:じー。
おばーちゃん:一口じゃ。食うてみい。
きのこ:ぱく。
おばーちゃん:ん。旨いか?
きのこ:美味しいんだなー。ばあちゃん。天才だな。流石だな。手を合わせるんだな。なむなむだなー。お代わりだな!
おばーちゃん:そうか!そうか!それじゃ。あっちで食べるかの!持ってこい!
きのこ:がってんしょうちだな。おやびんだなー。とことこだなー。
おばーちゃん:がーはっはっはっはっは!それじゃ、いただきますじゃ!
こうして2人の毎日は続いて行く。
きのことおばーちゃん。 ちくわ @a0a0a
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