カニバリズムに関する文章を読んだ時には、「世界って広い」と思っただけでした。しかしこの作品は、否が応でも「人間」とは何か? 「食べる」とは何か? を問いかけてくる。そんな問題提起型作品です。突き詰めて考えると、「どうして人は人を食べないのでしょうか?」という究極の問いにたどり着きます。
先生の手のひら返しが美しい。こういう世界では彼のような人間じゃないと正気を保てないのかも。赤ん坊でないだけ元ネタよりまし、か?
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