30歳の約束
ふたぎ おっと
30歳の約束
『じゃあさ大ちゃん、30歳になってもお互いに相手おらんかったら、結婚しやへん?』
それは唐突に出された
大学時代からの腐れ縁である知佳は、今は就職して地方の会社に勤めているのだが、これがまた知佳のお眼鏡にかなう男がいないらしく、時折飲んで酔っぱらうごとにこうして俺に電話を掛けてくる。
今回も「こっちじゃいい人おらんから都会の男、誰か紹介して」とかいうことをちょうど話していたところだったのだが、まさかこんな提案してくるとは思ってもみなかった。
「……何それ」
『だってうちらもう24やで、30歳まであと6年しかないやん? なのに二人ともおらへんってそれ、結構ヤバイ状況やで。やからお互いの救済措置のために』
「はぁ、救済措置。でも冷静に考えてみ? 俺らが結婚って、他の同期にしたらネタやぞ。爆笑しか生まれやんやんか」
俺と知佳は元々大学のサークルで知り合ったのだが、二人ともサークル内ではギャグ要員だったのだ。俺らが恋人になるとか夫婦になるとか、誰もが予想もしてないだろうし、そもそも俺自身も考えられない。
確かに知佳とは気軽に何でも話せるから楽だけど、知佳に対して恋愛感情があるかと聞かれれば、皆無だ。
それは知佳も同じだと思っていたのだが。
『そうや、爆笑やろ? っていうか爆笑通り越して恐怖やろ? やから6年後までに相手作っとかへんとこいつと結婚しやなあかんくなるっていう焦りをもとに、お互いに婚活に励むと言うことでどうやろ?』
最初に言っておくが、確かに俺には今恋人がいない。しかし、だからといってそれを知佳に愚痴ったりしたことは一度もない。そもそも今彼女が欲しくて欲しくてたまらない、などという気持ちすら抱いていなかったのだ。
だから知佳のこの提案はかなり一方的なものだったのだが。
俺は思わずくすりと笑ってしまった。
それは確かに知佳の言うとおりこいつと結婚するのは恐怖だなっていう気持ちと、なんだかこの“救済措置”が面白いという気持ち。
「いいよ、じゃあ俺と知佳が二人とも30になっても相手おらんかったら、結婚しよう」
こうして俺らの契約が結ばれた。
この契約通りにならないように知佳は今住んでいる地方での恋活婚活に勤しみ、俺も同様に恋人を作ろうと積極的になる――はずだったのだが。
『大ちゃーん、こっちいい人おれへん』
契約を結んでから3ヶ月後、酔っぱらった知佳から電話がかかってきた。
聞けばどうやらあれから知佳は会社の人から言い寄られはしているらしいのだが、どの男も会話のレベルが低いだの、女慣れしていなくてキモイだの、日本語が通じないだの、やはり知佳のお眼鏡にかなう男はいないようだ。
『誰か紹介してよー』
「そうは言われても、こっちとそっちじゃ新幹線でも3時間くらい離れとるから無理や」
『えぇーいい人おらんよぉ……』
電話の向こう側で知佳が項垂れるのが分かった。それはいつもと同じように男男と言う酔っぱらいの知佳なのだが、今日はどこか元気がないようにも思えた。先ほどから何度もため息が聞こえてくるのも少々気になった。
「なんや、なんか悩み事でもあんのか?」
『ぇえ~? 悩み事? んなもん、彼氏できひんことで』
「ちゃうやろ。何かあったんとちゃうんか?」
少し追究すれば、知佳は簡単に心の内を話し出した。何でも、会社で上司のセクハラに遭っているらしいのだが、これがまたあからさまじゃないから知らない人からすればいちゃいちゃしているように見えるため、それを良く思わない女の先輩から嫌がらせされて困っているのだとか。
『今の会社、イヤや。あたしおる場所ないもん、辞めたいわ。やけど辞めたところで転職なんか上手くいかへんやろうし』
知佳が今務めている会社は、都市での就活で何度も不採用を食らった後にようやく内定をもらったところだ。むしろこの就職氷河期の中、いくら地方と言えども内定をもらえたのは幸いなことだったのではないかと俺は思っている。
だから知佳の言うとおり、今の会社を辞めたところで先詰まりということになるのだが。
「会社で他に相談できる人おらんのか? 同期とか上司とかさ」
『うーん、おれへんことはないけど、そんなん言いにくいやん』
「そうは言うても、こればっかりは会社内で解決しやなどうしようもないことやしな」
『うーん……』
知佳ははっきりしない返事を返してくる。次第に電話の向こう側から鼻を啜る音が聞こえてきた。どうやら相当今の環境が辛いらしい。
こういう「女の泣き」的なものを耳にすると、どうにかしてやりたい気持ちが湧いてくるが、遠く離れている俺に出来ることなんてほとんどないわけで。
「よし、分かった。じゃあとりあえず転職の準備だけ始めよや。どうせまだ調べてないんやろ?」
『うん……』
「やったらここで辞めるとかうだうだ言っとらんと、行動行動」
『うん、そやな。大ちゃんの言う通りや』
「で、会社で相談できるヤツにちゃんと相談する、と」
『えーそんなん無理や。ますます居づらなるわ』
「まぁそうやろうけど、相談はちゃんとせぇよ。ちゃんと解決できるヤツがおるはずなんやから」
そう言い聞かせること15分、知佳は渋々といった様子でようやく頷いた。
果たしてこれが吉と出るか凶と出るかは分からないが、知佳自身が問題解決に行動するのなら、俺はその背中を押してやるだけだ。
そしてその役目はこの電話で終わるのだ、今日も俺はいいことをしたと自分自身に浸り始める。
『でも、会社も行きづらなって転職も上手くいかへんかったらどうしよう……?』
しかし、知佳がまたもや自信なさげに尋ねてきた。
ただ酔っているだけならいつもはへらへら楽しそうにしているくせに、こういう時の知佳は果てしなくネガティブでかなりしおらしい。俺としてはいつもみたいにへらへら笑ってくれていた方が助かる。
だから俺は冗談めかして言ってみた。
「じゃあそのときは――うちに味噌汁作りに来たらええ」
そう、これはあくまで冗談。本気なんかじゃない。
なのに電話の向こう側で鼻を啜っていた音が聞こえなくなった。
まさか真に受けたのかと、言い出した俺自身が焦るも、すぐに知佳の笑い声が聞こえてきた。
『へへっ何それ大ちゃん。未だに彼女おれへんからそんなん言うんやろ』
「うっさい。ほっとけ。そんな事態にならんでくれることを祈っとるわ」
『うん、そやね。でもありがと、大ちゃんのおかげで元気出たわ』
「そうか」
これでようやくいつものへらへらな知佳が戻ったようだ。相談に乗っていた俺としても安心だ。
しかし再び電話の向こう側で音が途絶えた。
『じゃあ、万が一上手くいかへんかったら……大ちゃんちにお味噌汁作りに行くな』
言われて、今度はこちらが言葉を失った。
確かに俺はさっきそう言ったけど、それはあくまで冗談であって――。
『なーんて、冗談。だってそんなんイヤやろ?』
「え、お? おぉ、イヤや。やから頑張り」
『うん、頑張るわ』
相談するだけしてすっかり元気を取り戻した知佳は、「もう寝るわ」と言って電話を切っていく。俺は未だに電話を持ったまま呆然としていたというのに、身勝手なヤツだ。
しかし、例え冗談だとしても一度言ってしまったことだ。仮に知佳がこのまま上手くいかなかったらそのときは――。
そのときは知佳と結婚しようか。
別に未だに知佳に対してそういう感情があるわけではないけど、そうなってもいいと思った。少なくともこの瞬間だけは、本気で考えてやろうかという気にもなった。
だが、その決心もまた、無駄だった。
『大ちゃん、どうしよう? あたし、好きな人できたかも』
「はあ?」
前回の電話から更に3ヶ月後、酔っぱらった知佳が俺に電話を掛けてきた。
あれから上司のセクハラや女の先輩の嫌がらせなどを仲の良い男の先輩に相談したら、その人がそれとなく上司や女の先輩たちに諭してくれたようで、今ではすっかりセクハラも嫌がらせもなくなったらしい。知佳にも上司や女の先輩にも嫌な気持ちを与えることもなく円満に解決したその先輩が、知佳にはとてもかっこいい救世主のように映ったようで、すっかり恋に落ちてしまったらしい。
「それは良かったやん。彼氏出来て」
『ううん、ちゃうねん。その人彼女おるんやって』
「は?」
『でももう別れそうなんやって。いけるかな、いけるかな?』
そんなことを俺に聞いてどうしろというのだ。
「……そんなんアプローチしてみな分からんことやろ」
『うー……そうやな、でも久々にかっこええと思ったわ! あんな人身近におるとは思わんかった』
「そうか」
それから知佳はその先輩の魅力について熱心に語り出す。だが知佳の口から出る言葉は「かっこいい」だとか「誠実」だとか、果たしてどこがかっこよくて誠実なのかがまったく伝わってこない。それは言い換えれば、どこが、などと考える余地もなくその先輩が魅力的ということなのだろうが。
『あ、でも、思えばこんな話を大ちゃんにするとか、あたし悪女やね』
ひととおり語ると、ふと知佳が言ってくる。
俺は一瞬、こいつは頭がいかれたのかと思った。
『だって一度は契約結んだ相手やもんな。やのにあたしがこのままゴールインしたら大ちゃんやばいね』
その言葉に、咄嗟に「うっせ」と返しそうになって俺は口を閉じた。
確かに二人の救済措置として知佳と結婚の契約はしたが、それはあくまで二人が30歳になったときの話だ。だから知佳に相手が出来たとなれば、その契約はそのまま破棄だ。
まぁ、知佳がこのまま結婚まで行ければの話だが。
なんだかめちゃくちゃアホらしいことをしている気分になってきて、思わず笑い声が漏れてしまう。
「ふん……確かにひどい話やんな。やけど仮にも一度結婚の約束した相手が他のヤツと幸せになるんやったら、俺はそれでもかまわんで」
『あっははっ何それ大ちゃん! ほんま大ちゃんイイヤツやんっ』
「んなもん知っとるわ」
『そやな。じゃああたし頑張るわ! 大ちゃんもはよ彼女作りや』
それだけ言うと、知佳はまた「眠いから切るわ」とか言って電話を切っていった。
暗くなった電話の画面を眺めながら、俺は非常に何とも言えない気分になっていた。
仮にも、ほんの片隅であったとしても、知佳との結婚を考えてしまったのが、かなり損した気分になってくる。別に嫉妬とか失恋とか喪失感とか、そういうものではない。そもそもそういう感情すらないのだから。
だが、妙に込み上げてくるこのやるせなさは何だ。もやもやを感じるのは気のせいだろうか。
いやでも、知佳がこのまま幸せになってくれたら、俺も知佳を娶らずに済むし、全て解決じゃないか。
俺はそう思うことで、この妙な気持ちに蓋をした。
その後も知佳は酔っぱらって俺に電話を掛けてくる。
その先輩と上手くいきそうだとか、やっぱり彼女持ち相手は厳しいとか、そんな内容の話がメインになった。電話がかかってくるたび、俺はちゃんと相談に乗ってやって、どうしたらいいああしたらいいとアドバイスする。
正直な話、俺にこんな電話かけてくる暇あるなら、その先輩との時間を大切にしろよと言いたいところなのだが、案外奥手な知佳はなかなか積極的に行動に移せずにいた。
それから更に半年が過ぎた。
今夜も知佳から電話がかかってきた。
『大ちゃん、こっちの生活寂しいからたまには遊びに来てやー』
「はぁ? 例の先輩はどうなったんや」
『どうもなにも、彼女が別れる気ないらしくて望み薄そうやぁ』
どこからかけてるのか知らないが、その場で知佳が項垂れるのが受話器から伝わってきた。確かに、彼女持ちの男を略奪っていうのは、円満に進むことじゃないし、揉めることも多いだろう。少なくとも、奥手な知佳には厳しいはずだ。
『大ちゃんこっち寂しいわぁ、ほんま遊びに来てよ』
「そうは言われてもなぁ……」
と、そこで俺は先日コンサートライブのチケットが当たったことを思い出した。ちょうどペアチケットになっていて、誰を誘うか迷っていたのだが、このアーティストは確か知佳も好きだったはずだ。知佳を誘うのがちょうどいいだろう。
そう思って俺はそれを提案してみる。
『コンサートライブ? え、行きたい!』
「ほんま? じゃあ行こや。来月やから」
『うん、行く! あ、でも待って大ちゃん。あたし泊まるとこないわ』
言われて確かにと思う。
知佳の同級生はみんな地方へ就職して行って、こっちにいる知り合いと言えば数人だけだ。そのうち無遠慮に付き合えるのは俺くらいだろう。
俺はあんまり考えずに答えた。
「そんならうちに泊まってったらええやん」
『え! それ、ええの?』
「何で?」
『いや、大ちゃんちに泊まるってなったらそういう展開になるんかなって思って』
知佳の発言に俺の思考が停止する。
「アホか! 何でお前とそういう展開にならなあかんねん」
『えーだって仮にも6年……いや、もう5年後? に、もしかすると結婚しちゃう関係なわけやん、あたしら。でも5年後に結婚するとして、その時になってお互い無理でしたーなんてなるのイヤやん』
「はぁ、お前は何を言いたいねん」
知佳の言いたいことにあまり良い予感がしないのだが、俺はとりあえず聞き返すことにした。
そして、俺の予想をはるかに上回る回答が返ってきた。
『え、だって結婚するにしてもエッチの相性って大事やん』
だから結婚を決める前にきちんとそれだけ確認しておきたい、だと。
俺はこいつが本当にいかれたのかと思った。
『結構これ、大事やで? それで離婚する夫婦も多いんやし、子供作るんやったらそういうのない方がええやん』
「いや、分からんでもないけどお前……」
仮にも好きなヤツがいるっていうのに、どうしてそういうことを考えているのか、俺はまったく理解が出来ない。俺は呆れ果ててしまった。
「別に、知佳とそんなことするために泊まるかどうか聞いたわけちゃうんやけど」
『うーん、そうやろうけどさ』
「それに冷静に考えてみ? 俺が知佳とヤるとか、想像しただけで爆笑しそうや。勃つもんも萎えるわ。萎えまくりや」
『うわっ言われてみればそうやな。なんか急に気持ち悪ーなってきたわ! ええわええわ! 別に大ちゃんとそんなんせんでええわ! 想像したら吐きそうになってきたわ!』
「お前な……」
一気にトーンダウンしてうげうげと受話器の向こう側で言う知佳に、俺の中でもやもやが広がる。確かに知佳を抱くのは萎えると言い出したのは俺の方だが、そもそも5年後の結婚の話もエッチの相性の話も、知佳から一方的にしてきた話だ。そのくせ吐きそうだと言いやがる。
沸々と苛立ちが募るのが、自分でも分かった。
「じゃあそのライブも別のヤツ誘うわ」
『え! 何で?』
「だって気持ち悪いヤツと一緒におったってしゃーないやろ?」
『ちゃうって、それは言葉のあやというか――』
そこまで言いかけて、知佳がふぅと息を吐くのが聞こえてきた。
『うそうそ。こんな酔っぱらいに構ってくれる大ちゃん、好きやよ』
「はいはい。俺も俺も」
『うわーすごいあしらいようや』
それから二、三話して電話を切った。
知佳は相変わらず終始へらへらした様子で、いつもの調子で「眠いわ」と言って切っていった。そんなのんきな様子にも、なんだか今は苛立ちが募る一方だった。
本当に一方的で身勝手なヤツ。
言いたい放題しやがって。
そもそも知佳の発言にこんな苛立つ自分にも腹が立ってくる。
まるでこれでは、俺が知佳を意識しているようではないか。
そう考えて、自分の気持ちに更に苛立ちが増した。
ただでさえ知佳には狙っているヤツがいるのだ、意識するだけ無駄だ。そしてその考えすら無駄だ。
だが、この状況はフェアではない。何せ、俺には他に狙うヤツもいないのだから。
だから俺はこのとき決心した。
彼女を作ろう。
例え彼女が出来なくても、次電話がかかってきたらどう言うかを。
2週間後、知佳から電話がかかってきた。
『大ちゃん、先輩と上手く行きそうや』
例の如く、酔っぱらった様子で話してきた。そんなことを言ってる暇があるのなら、本当にその先輩と一緒にいろよと言いたいのだが、この奥手の酔っぱらいには通じないだろう。しかも前回の電話の内容も覚えていないようだし、何か腑に落ちない。
「そうか、良かったやん」
『うん。大ちゃんは? 彼女出来た?』
きっと知佳は、未だに俺に彼女が出来ていないと思って聞いてきたのだろう。
案の定な質問に、俺はしめたと思った。
「俺、彼女出来たで」
『え! いつ!?』
「いつって、先週」
予想通りの知佳の反応に、俺は内心でほくそ笑んだ。
それから知佳は俺の彼女がどんな感じの子でどういう経緯で付き合うようになったのかを根掘り葉掘り尋ねてきた。俺はそれに一つ一つ答える。
このとき俺は、俺の言葉に知佳が落胆すればいいと思っていたのかもしれない。
返ってきた知佳の反応に、俺は言葉を失った。
『そっかぁ、うんうん。大ちゃんも遂に彼女できたんやね、良かったやん』
「お……おう。まぁな」
『うんうん。このまま二人とも上手くいけばええな』
受話器の向こう側で、とても無邪気に喜ぶ知佳。
そこに落胆の色はどこにも伺えない。
『じゃああんまりあたしが大ちゃんに電話かけるのあかんな。これからは控えるわ。ほなね、何かあったら相談乗ったるで』
知佳はそれだけ言うと、あっさりと電話を切っていった。
俺は電話を握りながら、再びやるせなさを感じていた。
知佳、二人とも上手く行くということがどういうことか、分かっているのか?
俺が知佳にした彼女の話はすべて嘘だった。
いや、例え本当だったとしても、それで知佳にとって俺が大事な存在であると分からせたかったんだと思う。
そしてそれが愚かだったと、後悔の念が一気に押し寄せる。
俺は、知佳を、好きだったのか?
それを認めるには、俺の中で気持ちに整理が付いていない。
俺は受話器を眺める。
俺と知佳はこの先どうなるのだろうか?
この救済措置はどうなるのだろうか?
今の俺には答えが出せそうにもなかった。
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