エロス的活動というのはセックスや結婚には限られない。育児だってそうだ
「世代間で、何かたいせつなものを受け渡す」場に当事者としてかかわっているときに、人間は自分の中に「軸」や「芯」が通るのを感じる。
時空を超えて、長いリンクにひとつの環として自分はいま連接しているという実感を覚える。
(ウエブサイト『内田樹の研究室』より「オニババ化する女たち」の本についての発言から抜粋しています)
子供が成人するまで、何があっても母親として生きてこそ、後々満足感を得られるものだと今になって分かります。時間がかかります。
スリリングな不倫も手放せないなら、徹底的に隠し通し、けどられないこと。
…近頃思うものですから、つい力が入りました。悪しからず😅
才能やセンスというものは、後から伸ばしたり、磨いたりすることが出来る。この作品を通して作者RAYさんの今と昔を想像してみる。
私は思う・・・人望も含め結局、夢に向かって正直に生きてる作者には到底かないっこないと。勝ち負けを望んでるわけではないが、この不思議な作品を読んでると何故か嫉妬心が沸いてくる。多分どんな形でも才能やセンスを持っている者と持たない者の違いを痛感させられるからだ(笑)
街にあぶれる幸せそうなクリスマスの雰囲気に、強がって負け惜しみを言いたくなるのと同じ感覚なのかも知れません。
不思議なメッセージ性も持ち合わせた作品に仕上がってます。
シンデレラ、その王子様と幸せになれる?
作者の指摘通り、シンデレラのその後は語られません。
「いつまでもしあわせにくらしました」
果たして本当にそうだったのでしょうか?
人生なんて選択の連続。
舞踏会には行くの?
そのドレスで行くの?
その王子様のこと好きになったの?
その王子様と恋に落ちるの?
探し出してもらって
そのガラスの靴は私のですって名乗り出るの?
現代の私達も同じこと。
毎日何かを選択して生きて行く。
願わくば
幸せになれるように
今日より明日
今年より来年
今より未来が
輝いたものでありますように。
そんなメッセージが込められている作者からのクリスマスプレゼントストーリー。
最終話の煌めく描写がこのストーリーのラッピングかな。
リボンをほどいて素敵な世界へ出かけてみてください。
読み終えたら、宇宙《そら》が見たくなるのはワタシだけかしら?
おとぎ話「シンデレラ」から始まる。シンデレラは果たして本当に幸せを手に入れられたのだろうか……
主人公の女性は傍目から見ればとても幸せな家庭を手に入れておりました。だけど、それは彼女が望んだ幸せだったのでしょうか。ここにプロローグの「シンデレラ」が重なります。
これ、面白いアプローチです。
手に入れてからが本当のスタートなんですね。
そしてクリスマスの奇跡が、彼女に素敵なプレゼントを用意してくれます。受け取るのも拒否するのも自由なんです。
どちらが彼女にとって幸せを運んでくれるのでしょう?
短編の名手がまた新たな秀作を、ここに披露してくれております。
クリスマスにはハッピーエンドが相応しいです。主人公の女性が選んだほうは、確実に幸せを運んでくれるのでしょう。