シンデレラの選択

作者 RAY

100

36人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

夢と安定、冒険と堅実、人生の天秤がどちらに傾くか、もしあのとき、ああしていなければ、ああしていれば、こうなったかも。

でも、その「選択」は過去だけじゃありません。今、この瞬間も「選択」している瞬間なんですよね。そういったことに、あらためて気づかされました。

いろいろ考えさせられる短編小説です。

★★★ Excellent!!!

エロス的活動というのはセックスや結婚には限られない。育児だってそうだ

「世代間で、何かたいせつなものを受け渡す」場に当事者としてかかわっているときに、人間は自分の中に「軸」や「芯」が通るのを感じる。
時空を超えて、長いリンクにひとつの環として自分はいま連接しているという実感を覚える。
(ウエブサイト『内田樹の研究室』より「オニババ化する女たち」の本についての発言から抜粋しています)

子供が成人するまで、何があっても母親として生きてこそ、後々満足感を得られるものだと今になって分かります。時間がかかります。

スリリングな不倫も手放せないなら、徹底的に隠し通し、けどられないこと。
…近頃思うものですから、つい力が入りました。悪しからず😅


★★ Very Good!!

才能やセンスというものは、後から伸ばしたり、磨いたりすることが出来る。この作品を通して作者RAYさんの今と昔を想像してみる。
私は思う・・・人望も含め結局、夢に向かって正直に生きてる作者には到底かないっこないと。勝ち負けを望んでるわけではないが、この不思議な作品を読んでると何故か嫉妬心が沸いてくる。多分どんな形でも才能やセンスを持っている者と持たない者の違いを痛感させられるからだ(笑)
街にあぶれる幸せそうなクリスマスの雰囲気に、強がって負け惜しみを言いたくなるのと同じ感覚なのかも知れません。
不思議なメッセージ性も持ち合わせた作品に仕上がってます。

★★★ Excellent!!!

成長するに従って自分に嘘をつくことを覚える
本当の自分が見えなくなる
大切なものが分からなくなる
そんな時に読んでもらいたいお話です。
ファンタジーの設定をかりていますが
自分自身を見つめ直し精神的に成長できるという意味で
自己啓発も出来る内容です。

★★★ Excellent!!!

誰もが忘れていた自分
ホントウに何がしたいのか解らないでいる
いいかげんにしてくれないのか・・・と
昔の自分が登場するシーンは意表を突いていて
重なります
親にしかれたレールに乗って来た者もいれば
がむしゃらに生きて来た者もいれば
気が付いたらいい加減な年になっている
その時の自分に向き合う事に・・気が付けた者は
シアワセかもしれない
自分の死の直前に気が付いても既に遅しだ
ドラマティックなストーリーもいいが
何気に日常を通した物語に自分と重なり合うものがあります
素敵でお洒落なストーリーにキュンとしました

★★★ Excellent!!!

プロローグに描かれたシンデレラのおとぎ話から一転、現代日本のリアルを凝縮したような虚像とも言える家族の中で、淡々と日々を過ごす主婦が主人公として登場します。
彼女もまた一人のシンデレラ。過去に訪れた人生の転機に彼女が下した決断は、彼女にとって果たして幸福をもたらすものだったのか──。

今の自分は大切な何かを失ってはいないだろうか。
主人公の心に寄り添いながら、そんな風にこれまでの選択を振り返る機会を与えてくれる、とても深い物語でした。

★★★ Excellent!!!

シンデレラの童話からスタートする序盤から、一気に現代生活に流れ込む運びが素晴らしかった。ここで魔法にかかってしまい、一気にエンディングまで読んでしまいました。そして訪れる何とも言えない暖かな読後感…物語の楽しさ面白さが詰め込まれています。
この作者の物語はなんだか自伝のように思わせるリアリティに満ちています。でも読み進めるとこれが物語であることに気づかされる。特にシンデレラの童話と主人公がリンクする場面などは素晴らしいと思いました。
クリスマスシーズンだからこそ胸に迫る物語。
ぜひぜひ読んで見て欲しい作品です!

★★★ Excellent!!!

シンデレラ、その王子様と幸せになれる?

作者の指摘通り、シンデレラのその後は語られません。

「いつまでもしあわせにくらしました」

果たして本当にそうだったのでしょうか?

人生なんて選択の連続。
舞踏会には行くの?
そのドレスで行くの?
その王子様のこと好きになったの?
その王子様と恋に落ちるの?
探し出してもらって
そのガラスの靴は私のですって名乗り出るの?

現代の私達も同じこと。
毎日何かを選択して生きて行く。
願わくば
幸せになれるように
今日より明日
今年より来年
今より未来が
輝いたものでありますように。

そんなメッセージが込められている作者からのクリスマスプレゼントストーリー。
最終話の煌めく描写がこのストーリーのラッピングかな。
リボンをほどいて素敵な世界へ出かけてみてください。

読み終えたら、宇宙《そら》が見たくなるのはワタシだけかしら?

★★★ Excellent!!!

おとぎ話「シンデレラ」から始まる。シンデレラは果たして本当に幸せを手に入れられたのだろうか……
主人公の女性は傍目から見ればとても幸せな家庭を手に入れておりました。だけど、それは彼女が望んだ幸せだったのでしょうか。ここにプロローグの「シンデレラ」が重なります。
これ、面白いアプローチです。
手に入れてからが本当のスタートなんですね。
そしてクリスマスの奇跡が、彼女に素敵なプレゼントを用意してくれます。受け取るのも拒否するのも自由なんです。
どちらが彼女にとって幸せを運んでくれるのでしょう?
短編の名手がまた新たな秀作を、ここに披露してくれております。
クリスマスにはハッピーエンドが相応しいです。主人公の女性が選んだほうは、確実に幸せを運んでくれるのでしょう。

★★★ Excellent!!!

人は誰でもいつの場合でも何か目標を持って生きている。
一流大学に入ろう・・・いい成績を取ろう・・・一流企業に
就職しよう・・・いつかは自分がトップになろう・・・結婚相手は
リッチで優しい人・・・可愛い子に恵まれ平和な生涯を送ろう・・・
などなど、いつも夢と理想を求めて生きて行きます。
しかしその陰に潜む真の理想は大金持ちになって権力を・・・
な~んてね。笑笑笑
その現実にファンタスティックに切り込んだ素晴らしい作品だと
思います。なかなか書ける人がいない内容に感動しました。