なんだか1つの映画を見ているような、そんな小説。序盤は流れ的には冗長に感じる部分もなくはないが、それは後々のための布石。後半の凄まじい疾走感と緊張感のための伏線に過ぎない。...過ぎないはずな…続きを読む
戦争や戦闘、裏社会など、自分には無縁とも思えることがリアルな描写で描かれており、思わず息を呑んでしまう展開に引き込まれました。自分がテレビで表面的に見ていた中東の戦争についてもこの小説を読むことで…続きを読む
作者の知識量と卓越した構成力が読者を圧倒します。カクヨムでは見かけない本格的な国際ハードボイルドサスペンスでした。そのくせ、文章は固くなりすぎず、とても読みやすいのです。フィクションなのにとて…続きを読む
国を跨いだ犯罪。言葉にすればそれだけだけど、書くのは難しいでしょう。それは、それぞれの国の歴史や情勢をきちんと把握して、街や人をきちんと描写しなければ、その「国際性」が全く表現されないからです。…続きを読む
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