あとがき

第123話

なるかみ音海と申します。

どこの馬の骨とも知れぬ者が書いた、拙い作品を最後までお読みいただきありがとうございます。

この『ヘビーメタルと文芸少女』は半年をかけて書きあげ、とある賞に応募したものの、箸にも棒にもかからず、僕のパソコンの中で埋もれていく運命にありました。しかしそれではユリカたちがあまりに不憫なので、僕は「いったい誰が読んでくれるのだろう」という期待と不安を抱え、毎日カクヨムに投稿し続けました。すると、じわじわと読んでくれる方が増えていくではありませんか。時には評価をいただき、応援コメントをいただき、それが毎日の励みとなりました。

さて、作品は完結しましたが、これをきっかけに僕は「書く」楽しみ、苦しみ、喜びを何度も味わいました。そしてその気持ちがそのまま次の作品も書きたいという方向へと向かい、新たな作品を書き上げました。これはユリカのモデルとなった僕の小3の娘のために書いた『土管の向こうの街』という作品です。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054882837929


こちらはいわば僕のスタンド・バイ・ミーでバンドも文学も関係ない、むしろファンタジーです。

少年3人が土管を通ってたどり着いた街は、一見彼らの街のようで、彼ら以外には誰もいないという、実は全くの別世界。そこで出会う少女サオリと、街の秘密。こんな感じのお話です。ジュヴナイルと言ってもいいかもしれません。最後には大仰なクライマックスも用意しています。とはいえ、もしこの『ヘビーメタルと文芸少女』を気に入ってくださった方なら、楽しんでいただけると思います。


カクヨムで『ヘビーメタルと文芸少女』を公開して本当によかったと思います。数十万の作品の中からこの作品を読んでくださった方々、今まで僕が読んできた文学作品、ヘビーメタルに、そしてメタリカに、僕はとても感謝しています。

本当にありがとう。

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ヘビーメタルと文芸少女 なるかみ音海 @otominarukami

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