神様


本当は一人だという感覚を

「神様」で埋めようとして


“私はおかしい”という気持ちを

「神様」でごまかして


“愛されていなかった”という苦い事実を

「神様」だけに打ち明けた


昨日までの私たち


こわれやすい 心というものの中身が

水のように 手の平から

すべり落ちて 世界に流れていく


そんな当たり前のことを 見ては

ため息をつく それが人間だから

生きていることが 今日も不思議で

もどかしい


大きな力に 支配されているのなら

それは「神様」であってほしい


ずっとずっと恋い焦がれては

ずっとずっと 話しかけ

ずっとずっと 傍にいてくれた存在


私は 私であるより前から

神様を知っているから


いつも戻れる場所はそこしかない

そこしか…


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ミーシャ @rus

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