それは、ディストピアの様々なかたち

静謐な雰囲気に満ちた作品集です。あるいは、ディストピア小説の可能性に対する模索的な問いかけとも取れるでしょうか。
個々の短編はそれぞれ独立した世界観を表しているようなのですが、それらが連作として提示されることで、その問いかけに、より立体的な意味が現れているように感じました。とても想像力を刺激されます。
是非、広くお勧めしたいです。

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