世形

作者 青 空徒

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5人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

静謐な雰囲気に満ちた作品集です。あるいは、ディストピア小説の可能性に対する模索的な問いかけとも取れるでしょうか。
個々の短編はそれぞれ独立した世界観を表しているようなのですが、それらが連作として提示されることで、その問いかけに、より立体的な意味が現れているように感じました。とても想像力を刺激されます。
是非、広くお勧めしたいです。

★★★ Excellent!!!

 世界も登場人物も異なっている一話一話が、まるで一つの物語のようにうねって見えるのは、作者が同じ意識でこの短編集を書いているからだろうか。とても面白い。短編なのに、一つ一つが濃い。
 しかも一つ一つがこの現代社会の鏡になっているところが、すごい!
 そしてシュールな世界観の中に、ちゃんと現代社会へのアンチテーゼを含んでいる。とても良質な短編集。
 

★★★ Excellent!!!

たまに出会いますよね。
どう言葉で言い表せばいいか分からない作品が。
こちらの短編集もそうです。
一種の教訓めいたものも含んでいるとは思うんですが、そのために書かれているというよりは、それも含めて全てが、このシュ-ルで不可思議な世界観なんだと思います。
海の話が一番好きです。
読んでいる間、私自身、波間を漂うような不思議な感覚に酔えたので。
ぜひ、また別の世界を見てみたいです。

★★★ Excellent!!!

短編集とはいえ、現時点でまだ2話目です。
ですがレビューを書かせていただきます。面白い、というのはもちろん、なんとも興味深い物語なのです。
とても念入りに作られた世界観はSFのようでもあり、ファンタジーのようでもあり、はたまた幻想文学のようでもあり。ですが語り口のよさですんなりと世界に溶け込めます。
そこで展開されるストーリーは短いながらも、濃密でなにか示唆に満ちたような不思議な感じです。読めばわかると思いますが、これがなんとも面白いのです。
そして読み終わった後に不思議なタイトルを見直してください。物語の意味と読み方が分かります。細部にまで手の込んだ構成、ぜひぜひ読んでみてください。