読むしかない! 栗本薫のエピソードも満載の全著作レビュー

 『うなぎ氏と言えば栗本薫』と言われるほどの栗本マニアのうなぎ氏の全著作レビューである。
 ネットで読んだ人も多いのではないかな。
 まだ、読んでないのに☆3つけちゃった。大失敗である。

 とりあえず、『010 絃の聖域』まで読んでレビューを書いてるのだが、やっぱり、予想通りいいねえ。
 栗本薫愛が溢れている。
 読破したら、また、追記します。


 とりあえず、『088 息子に夢中』まで読破しました。
 梓が自分で作った劇団、演劇にはまって借金をつくり、出せばベストセラーの現金製造機としての『グイン・サーガ』ばかり発売されてしまって『魔界水滸伝』は未完に終わってしまったのかな?と妄想した。結構、この推測は当ってると思われるが。  
 『グイン・サーガ』も未完だが、弟子的作家さんによる続編プロジェクトが進行中である。
 『グイン・サーガ』は72巻『パロの苦悶』辺りから88巻『星の葬送』が盛り上がる。今までこの物語を読んできたことを本当に良かったと思うだろう。

 『魔界水滸伝』とプレグイン・サーガとしての『トワイライト・サーガ』のレビューが面白く、再評価されていいというか、全巻持っているが読み直してみようかと思った。

 『103 グイン・サーガ外伝7 十六歳の肖像』まで読破。
 『092 小説道場 Ⅰ』『099 (改稿予定)マンガ青春記』が作家を目指してる方は必読である。

 『小説道場』は小説JUNE誌で連載されていたもので、題材がJUNE小説なのだが、一般のワナビでも小説の書き方など参考になる。
 特に「作品を書く以前に作品の出来が決まってしまう」という作家論に衝撃を受けたが、つまり、作者の性格、能力以上の作品は書けないので、作家は日頃、人生をどう生きるかが大事だという話である。
 
 『マンガ青春記』は中島梓(栗本薫の評論時のPN)の漫画愛に溢れた一冊であるが、漫画家になりたくて挫折した梓が、大学卒業後のぷー太郎時代に小説を書き溜めていて、それがそのままほとんど出版されたという自慢話が出てくる。
 とはいえ、この時代にかなり大量の小説を書いていて、ベストセラー作家になるにはこれぐらい書けないといけないのか!と思ったものだ。

 栗本薫の著作はかなり読んでいたつもりだったが、うなぎさんのレビューで、評論、エッセイやJUNE小説など避けていたものが多いのに気づき、また、読んでみようと思った。
 
 

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