「あの時」の話しなのに、希望が見える。

 「あの時」、小生は駅のホテルロビーに逃げ込んでいた。何とかテレビを見られるようになってから、太平洋側の恐ろしい映像を見た。
 しかし、この作品は「あの日」が主軸になっているにも関わらず、そんなに重たく感じない。痛みも少し入っているのだろうが、それも軽減させてくれる。まさに現代ドラマに仕上がっている。しかも、最後の終わり方が希望を感じさせてくれる。「あの日」をただ辛いものととらえるのではなく、太平洋側も様々だったのだと、教えてくれる。
 よく練られた作品だと感じさせてくれた。

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