第2話
森下
「栄嶋さんありがとうございました。それでは、今までの意見を踏まえて、質問、新たな意見等はありますか?」
一上
「はい。」
森下
「一上さんどうぞ。」
一上
「栄嶋さんに質問です。PPAPのPはロシア料理のピロシキだという意見もありますが、そこについてはどう考えていますか?」
栄嶋
「えー、まあ私、ピロシキというものはよく存じませんが、たぶんたんぱく質と無機質は入っていないでしょう(残念本当は入ってました)。
なので、やはりこつしょしょうしょうを防ぐためには、牛乳、卵、鶏もも肉二分の一を食べないといけないのです(もうPPAP関係ないし)。」
長良
「はい。」
森下
「どうぞ。」
長良
「先ほど人間というのはシンプルなものを愛する、と言いましたが、骨粗鬆症も骨の中身が無くなっていく、つまりシンプルになっていくのであって、そこも人は愛するのではないでしょうか?」
栄嶋
「・・・それは、私の父への冒涜でしょうか」
長良
「はい?」
栄嶋
「私の父に! こつしょしょうしょうの所為で背が60cmも縮んだ私の父に! こつしょしょうしょうはシンプルだからそれも良いですよーーって言うんですか⁉」
長良
「それだと背が小さいことは悪いことだということになりませんか?」
栄嶋
「いやいや、60cmですよ⁉ 60cm。このスタジオに来ても2カメさんには映りませんよ! そのぐらいちっちゃいんですよ! これは全部PPAPの所為です!」
エロ堕もとい嫌田
「まだそのころはPPAP無かったですよね?(よし!揚げ足チャンス) どうなんですか?」
栄嶋
「いや、ありましたし、PPAP・・・」
エロ堕もとい嫌田
「ないでしょそのころ。おかしいで」
森下
「なんでエロ堕さんが呼吸してるんですか?」
有識者一同
「ヒィッ!」
エロ堕もとい嫌田
「う・・・司会さんひどい・・・。自分で自分を慰めよう(意味深)。」
一上
「まあまあ皆さん、落ち着いて。」
エロ堕もとい嫌田
「お乳突ついて」
エロ堕以外
「・・・」
エロ堕もとい嫌田
「シコシコシコシコシコシコ」
森下
「・・・エロ堕は死んだ。もうこの世にはいない。いいですね? 皆さん。」
一上、長良、栄嶋
「サ、サー、イエッサー!」
長良
「はい。」
森下
「どうぞ。」
長良
「栄嶋さん、こういう時に食べるといい料理は何ですか?」
栄嶋
「まあ・・・そうですね。やっぱり、あったかいおかゆですかね。
先ほど、故・嫌田氏がPPAPは昔無かったとおっしゃっていましたが、私の父、今85なんですが、ありました。PPAP。私の父の頃に。」
長良
「それは何ですか?」
栄嶋
「私の父の時代のPPAP、それは・・・
パン・パン・あったかいおかゆ・パン! です。
ね? 炭水化物だらけでしょ? 私の父は朝八時にパンとあったかいおかゆを食べ、午前十時にまたパンを食べ、あと一日に五回ほどパンを食べてました。
そんな生活の所為で、炭水化物ばっかり摂取して、父はこつしょしょうしょうになって背が60cmも縮んじゃったんです。
私の祖父なんかもう亡くなっちゃいましたからね⁉
パン恐怖症で。」
一上
「パ、パン恐怖症とはなんですか?ちょっと心理学の分野でもそのようなものは聞いたことがないんですが・・・」
栄嶋
「それは、パンの耳が喉に詰まってしまうもので・・・シクシク。」
森下
「えー、有識者の方が泣いてしまったので、今日の討論はここで終わりとさせていただきます。」
栄嶋
「おじいちゃ〜ん! シクシク」
故・エロ堕もとい故・嫌田
「シコシコシコシコシコ」
森下
「これにて、討論会は終わりです。ありがとうございました。」
有識者一同
「ありがとうございました。」
以上が有識者の討論会です。自分は、やはりエロ堕と同じ意見ですかね。
パイ・パイオッパイ・アァ・オッパイ。
いい響きですね〜。
PPAP(ペン・パイナッポー・アッポー・ペン)について有識者達が討論しているようです ゴールキーパー @kosei5
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