PPAP(ペン・パイナッポー・アッポー・ペン)について有識者達が討論しているようです
ゴールキーパー
第1話
森下
「今回は最近、巷で話題となっているペン・パイナッポー・アッポー・ペン、略してPPAPについて討論していきます。司会は
有識者一同
「よろしくお願いします。」
森下
「ではまず自己紹介をお願いします。」
一上
「えー、
長良
「この地球に生まれ育って四十年。その殆どをジャングルやアフリカの草原での動物の観察に費やしてきた、
嫌田
「常に物事を批判的な立場から考えることによって、世の中のただ賛成するばっかりで何もしないクz、もとい馬鹿共の代わりにこの世界を救っている、評論家の
栄嶋
「えー、童京帝国大学、略して、どうてい大の栄養学部の教授を務めている、
森下
「ありがとうございます。それでは、PPAPについて肯定的な意見の方は挙手してください。」
長良
「はい。」
森下
「では長良さん、お願いします。」
長良
「元々、人間はシンプルなもの、単純なものを愛する生き物です。ペンパイナッポーアッポーペン。
ね? シンプルでしょう? PPAPとはまさに、愛が詰まった言葉なのです。PPAPがヒットし、皆から愛されているのは必然と言っても過言ではないのです。」
森下
「長良さん、ありがとうございました。次に、否定的な意見の方は挙手してください。」
一上、嫌田、栄嶋
「はい。」
森下
「では一上さんからお願いします。」
一上
「はい。えー、人間というのは幼少期に何を見たかによって、その後の人柄が左右されます。
パブロフの犬、という実験があるんですが、それは犬にメトロノームを聞かせてから餌をあげる、ということを何度も繰り返すことで、犬はメトロノームの音を聞くと唾液を出すようになる、というものです。
この実験は条件反射についてもので、何が言いたいかというと、幼い子供が、ピコ太郎さんがペンをアップルに突き刺すのを見る、するとどうなるかわかりますか?
そうです! 幼い子供は、ペンを見たらアップルに突き刺してしまうんです!
ところで、ピコ太郎さんは手にペンを持っていますよね? えー、近日、表紙が僕の手にボールペンを持った写真になっている、僕が書いた本、『あなたの心はお見通し♡』を発売します。是非買ってみ」
森下
「はい、ありがとうございました。尚、この場を利用した宣伝はおやめください。次に、嫌田さんお願いします。」
嫌田
「まずですね、このPPAP、とても青少年に有害です。PPAPを見てみると、「P」がいっぱい出てきますよね?
これを青少年が見ると、皆おっぱいのことを思い浮かべてしまうんですよ。
PPAP。パイ・パイオッパイ・アァ・オッパイ。
ね? 青少年の頭の中はもう、おっぱいでいっぱいおっぱいになってしまうんですよ。これは教育上良くない。
実際私なんかもうビンビンですよ、ビンビン。
なので、私はいっそ十八禁にして、もっと過激な内容にしたらいいと思います。ハァハァ。
大体、最近の世の中は規制が厳しすぎる! もっとあの子の無修整を見せてくださいよ!ね? 司会さん、そう思いますよね? 特にあの子がこんなことしてあんなことするシーンは・・・(これ以上はRー18指定されそうなので省略)」
森下
「・・・はい、エロ堕さんありがとうございました。」
エロ堕もとい嫌田
「ちょっと! 嫌田だし! というかせめて『田』ぐらいは残しておこうよ! 何だよ『堕』って! いや、自分が堕ちてるっていう自覚あるけどさ!」
森下
「発言は挙手して、指名されてからにしてください。尚、エロ堕さんには発言権及び生存権は与えられません。」
エロ堕もとい嫌田
「え⁉ 何それ生存権まで与えられな」
森下
「それでは次の方、栄嶋さんお願いします。」
栄嶋
「えー、まぁ私、栄養学の観点から語らせてもらいますが、PPAP、これは、ひじょーーーーーーに危ない。
PPAP、パン・パイナッポー・アッポー・パン(本当に実在するパン)、これを分類していきます。
まずパン。これは炭水化物に分類されます。そして私はパンを食べる時はバターを塗って食べるので、脂質もあります。
次にパイナップルとアップル。これはビタミンに分類されます。
ですが、このままだと、たんぱく質が摂取できません!
無機質も摂取できません!
パン・パイナッポー・アッポー・パンの生活を続けると・・・
日本人の三割がこつしょしょうしょうになります(やべえ噛んだ。もう一回)。
こつしょしょうしょうになります!(またやっちまった)
こつしょしょうしょう!!(もういいや)
そして日本人の平均身長130cm!
これはまずい! そこで、私は健康的なPPAPを考えました。
パン・パイナッポー・アッポー・パン、これはパンが邪魔です。ということで・・・
牛乳・パイナッポー・アッポー・ハム二枚!(もはやPの要素が全く見られない)
素晴らしい! これでバランスの良い食事を取れ、こつしょしょうしょうにもなりません。以上です。」
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