故郷を思い出しました。

私が育ったところも桜の名所でした。

桜の季節は毎日が楽しい。

ひっくり返した傘に花びらをたくさん溜めて、そしてさす。
散ってしまったあとの楽しみでした。

家を出て、しばらくして、帰省したりすると会うんですよね。好きだった人に。
…いや、会いたかったから、わざとウロウロしたりしてたのかも。

そんな甘酸っぱい記憶。
例え、散ってしまったとしても、何だかとても綺麗な色で、いつまでも私の中に残っている。

そういう日のことを思い出させてくれた作品です。

その他のおすすめレビュー

嘉田 まりこさんの他のおすすめレビュー215