京極先生が『妖怪の理 妖怪の檻』や『豆腐小僧』で語る妖怪論に多大な影響を受けた身として、虚実交えて巧みに描かれる「妖怪」が形成される過程、非存在である妖怪がなぜ生まれるのかという理由に感動しました。怪談の著者、妖怪絵師などの現代の妖怪文化を創り上げた人々の影には、「白沢庵」という奇妙な存在があったという浪漫と、現在から未来へ向けての妖怪の歩みへの期待。妖怪を愛する人にぜひ読んでもらいたいです。
ねぇねぇ、オバケって 本当にいるの? それとも いないの?それでは、なぜオバケたちが、人々の間で語り継がれているの?なぜオバケ屋敷や、ホラー映画や ホラー小説が人気なの?・・・本作品では…続きを読む
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