秘密を伝える怖さ

少し前に書籍を読み終えました。
終盤に出てくる、ホームルームのディスカッションでの小野くんの言葉で価値観が少し変わりました。彼は良くも悪くも本当に正直者です。大切な友達のために動けるし、そのために傷つけることもしてしまいます。それでも彼が大好きで、嫉妬してしまう。あそこまでまっすぐであることは簡単なことではないから。
小野くんの言ったことは同性愛だけでなく、何か隠し事をしている人はみんな共感してしまうのではないでしょうか。自分の秘密を話すことで、周りから見える自分はそのレッテルを貼られてしまう怖さ。そのレッテルでしか自分を見てくれなくなる怖さ。私にもあるのです。今まで無意識に見ないようにしていたことの一つでした。
この小説を読んで、そのことに少しでもそれに気がつけて本当に良かったです。本当にありがとうございます。