9-2への応援コメント
偶然見かけてなんか聞いたことあるって思って読み始めたのですが、ついつい手が止まらずイッキ読みしました。
作中それぞれの思いがあって、どれも容易に想像できるけど実際自分とはまた違う考えで読んでいて胸に重い何かがどんどん積もるようでした。もちろんこれは作品の中で現実では無いけれど自分の生き方が少し変わった気がします。気づいたら勝手に涙が流れていました。読み終わったとき達成感と満足感に驚いたほどです。明日にでも書籍を探してみようと思っています。こんな素敵な作品を生み出して下さりありがとうございます。
作者からの返信
こちらこそお読み頂きありがとうございました。「なんか聞いたことある」ぐらいの物語がガッツリ刺さったようで何よりです。書籍の方もよろしくお願いいたします😉
9-2への応援コメント
ごまかしながら、葛藤を抱えてきた身として、頁を捲る(フリックする?)指止めることができないまま読み切りました。
「好き」になってしまった異性への困惑
ラベルづけして"Simple"にしてしまう社会への苦しさ
子供のいる家庭を思い描いていた自分との乖離
甘えられるから年上を求めてしまうという自己分析
など…
ただただ自分だけじゃなかったんだ、という思いです。
主人公のように区切りがつけられる(あるいは主人公もついていないのかもしれませんね)時がいつか来るのか分かりませんが、そんな"Simpleじゃない"自分と付き合っていこうと思えました。ありがとうございました。
作者からの返信
気づくのめちゃくちゃ遅れました。本作はあくまでも物語で、人には人それぞれの文脈があると思いますが、本作があなたの人生を良い方向に導いたのであれば幸いです。こちらこそ読了&コメントありがとうございました😉
編集済
9-2への応援コメント
初めまして。
もともとQUEENを幼少から聞いていて(フレディに関する知識は全くないまま)、このお話のドラマを拝見して、カクヨムに来た者です。
作中で出てくる曲のフレーズが頭にずっと流れながら、気づいたら一気読みしていました。
自分では知識を身につけて、LGBTの人を理解した気になっていました。ですが実は先日、ゲイをカミングアウトしている方から、私が諸事情で作成したアンケートの性別記入欄について、私の配慮が足りないことを指摘していただきました。そこでこのお話を思い出して、反省と自戒の気持ちを抱きながら、初めて文章の形で読ませていただきました。
性自認に限らず、理解するってシンプルなようで難しいと思います。でも心の中に三浦さんやケイトさんのような感性を置いて、大切にしたいなと思いました。
メッセージ性の強さと文の美しさが圧倒的で、また読み返したいと思います。
今後も応援しています。
作者からの返信
見逃してた……読了およびコメントありがとうございます。まあどこまで行っても齟齬は出るものですし、最初から完璧に理解出来ていたらそれは逆に怖いので、まずは目の前の相手ときちんと向き合うことが大事なのかなと思います。アンケートに関しては対象が「目の前の相手」ではなくなるのでまた違いますけどね。そこは知識面が大きいかも。
QUEENを聴いていて、なおかつ一気に読めたというのは、上手く出せていたということなので嬉しいですね。またぜひ気になったら読み返してみてください。今後ともよろしくお願いいたします。
9-2への応援コメント
タグの人気小説欄の中から面白そうだと思って読ませていただきました。
自分はゲイではないため、彼個人の悩みに共感はほとんどできなかったのですが、どんなことに悩んでいるかや、その問題にどう立ち向かうかなどはとても参考になりましたし、話全体としてもとても面白かったです。
そして、ゲイであることをカミングアウトしたうえで友達たちとしっかりと学校生活を送り切った友人が今でも充実した生活を送れていることを願います。
いろいろな意見があり、まだまだ難しい問題ではありますが全員が胸を張って生きられる世の中になればいいなと思います。
作者からの返信
お読み頂きありがとうございます。社会制度はともかく、世の中の雰囲気はもう結構整ってると思うんですよね。とはいえ自分で自分を認められないと世の中がどれほど整っていても意味がないので、ここからはその自己肯定感をどう育むかが重要になるんじゃないかなと思います。
なお彼のその後については続編がありますので、よろしければ。
9-2への応援コメント
初めまして。
TV初放送のドラマからカクヨムへたどり着き、浅原ナオトさん(先生)のファンになりました。原作も拝見させていただきました。(今回の再放送も毎回楽しみにしています)
「彼女が好きなものは一」(大切な作品タイトルを勝手な省略失礼致します)は、小説家の方の名前もほとんど知らず、読書の得意でない私が『好きな本』であり、心に響いて読み返す作品であり、文章を読み、涙が出ることや呼吸が苦しくなることを初めて経験した作品です。
それは私自身も当事者である事だったり、この物語から、「自分にも手に入れられるかもしれないものが、微かな望みなのかさえもまだわからなかった、高校生時代の体験が思い出されること」にも関係しているのだろうと思います。
私は、誰もが自分の心に寄り添ってくれる「何か」に出会えるわけではない(出会えてほしい)、と思っています。ただ、私にとってこの作品は、その「何か」であり、私はそっと出会えたのだなと思いました。(読みにくい長文になり申し訳ありません)
これからも浅原ナオトさん(先生)の作品を楽しみにしています。ありがとうございました。
作者からの返信
はじめまして。読了および感想ありがとうございます。特別な「何か」になれる創作物ってありますよね。自分も持ってますし、それで人生変わりました。拙作があなたのその「何か」になれたのであれば光栄です。今後も大切にしてやってください。
これからもまだ色々と書いていきたいと思っていますので、気になる作品があったら読んでみて下さい。今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。
9-2への応援コメント
一気読みさせて頂きました。読んでいて何度も悩まされ、共感させられ、笑わされました。特に小野君の言葉には考えさせられることが多かったです。
世の中では『人を愛することは素晴らしく、誰もそれを否定してはならない』が通説で、それを否定する人は少ないと思います。ですが、もし同性愛自体から目を背けて偏見を持ったままその理論を持つのであれば、それは『皆表だって否定はしないが、裏では否定している』という考えを浸透させてしまう可能性すらあると考え、自分も人を傷付けかねない偏見を持っているのではと思い、怖くなりました。決してこの話は縁遠いフィクションの世界だけの話ではなく、現実にも当たり前のようにあるのだと、改めて考えました。
また、このお話で周りの理解だけでなく自分も周りに伝えるという箇所があり、ジュン君が葛藤しながら答えを出すのを見て勇気をもらいました。
最後になりましたが、このような素敵な物語を読ませて下さり、ありがとうございました。
作者からの返信
>周りの理解だけでなく自分も周りに伝える
実はこの話、本気で敵に回ってたの小野だけだったので(その小野にしても「同性愛キモイ」より「純ムカつく」の方が強い)、前向きに行けばどうにでもなる状況だったりします。三浦さんなんて「女子は全員味方」とまで言っていますし
ただ自分が自分に否定的だと、そういう見方が出来ない。「どうせ分かって貰えない」という方向に行ってしまう。現実でもそういうことは多いと思うので、これからの時代はその自己否定をどうにかするメッセージを発信していくのが大事なのかな、と個人的には思っています。
読了および感想(レビューも)ありがとうございました。本作は書籍等、色々展開していますので、よろしければそちらも是非
9-2への応援コメント
広い意味では”当事者”で、主人公と年齢も近くて、さらに元自殺志願者なのですごく共感しながら読んでました。
正直、前半は途中で何度もページを閉じました。
もし自分もこうなったらって思うと、どうしても見るのがきつかったです。
しかし、その先どうなるか、それを知るために見ていました。
「普通」から外れてた事を知った上で、それを受け入れようとする人がいるっていう事が支えになりました。
物心ついた頃には、既に周りから「普通」を求められてました。
発達障害で、周りが求める「普通」になれず、ずっとそうしようと思っていました。
ただどんなに自分を作っても、どんなに殴られたりいじめられても治る事はありませんでした。
そんな感じで成長していき、中1で自分が同性愛者である事に気づきました。
ただでさえ周りからおかしいって思われてるのに、これ以上「普通」から離れたらだめだと思ってました。
だけど、そこに体が追いつくことは無理でした。
その時同性愛についてひたすら調べてて、Appleの社長が公言してる事を知りました。
ただ、相手はアメリカに住んでてキャリアもある有名人、自分は異性愛が前提で、何もできない人間。その格差を感じてました。
他にも調べて出てくるのは有名人ばかりでした。
仮に一般人が出ても、自分とは違うって感じてました。
なので、年齢がほぼ一緒で、さらにリアルさがある作品でとても共感して、その上で最終的に周りが受け入れてくれたのは僕の人生にとって大きな意味があると思います。
少なくとも寿命が数十年は伸びたと思います。
とても長くなってしまいましたが、このような素晴らしい作品を作っていただき、本当にありがとうございます。
今はまだ言えないけど、いつか言えたらと思えるようになりました。
ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
作者からの返信
読了および感想ありがとうございます。拙作が貴方にとって何かしらの救いになったのなら良かったです。意外とね、どうにかなりますよ。少なくとも自分は純くんぐらいの時に小説を書いてそれが本になって漫画化やドラマ化される未来は欠片も思い浮かべていませんでした。純くんもファーレンハイトに語りかけていましたが、今がどんな状態でもこの先どうなるかなんて誰にも分からないということだけは、覚えといてもいいんじゃないかなと思います。
無理して言う必要はないと思いますが、いつか言える日が来るといいですね。適度に肩の力抜きながら、自分なりの人生を生きてください。応援しています。
編集済
9-2への応援コメント
参考書を買いに高校の近くの本屋に寄りました。
参考書が置いてあるコーナーに向かう途中で見つけました。たった2文字「ホモ」と書かれたタイトルが私の興味を参考書からこの本へと変えました。きっと私が普通の男子高校生として青春を謳歌していたのなら、たった2文字に惹かれて本を手に取ることは無かったと思います。そういうことです。
帰ってから一気に読みました。
私は男性と付き合ったことは無いけど、自殺を試みたこともないけど、純くんとほとんど同じでした。普通の日常に同じようなことを感じ、同じような悩みをもっていました。
だから正直 読むのが辛かったです。しんどかったです。自分のことのように胸が痛みました。
だけど読まなきゃいけないと思いました。
逃げてはいけないと思いました。
おかげで私は、自分から逃げないで自分と向き合おうと思いました。家族や友達に自分のことを話そうと思えました。(いつ話すかはわかりませんが。)
正直、どういう反応されるかわかりません。
もしかしたら拒否反応を示されるかもしれません。そのときはこちらの話を読むようにお願いすると思います。これが全てではないけど私が何を思い生きてきたのか、この話にほとんどが書いてあると。
別に理解して欲しいわけじゃありません。
アニメ好きの友達A君がジャニーズ好きの友達Bさんが何故ジャニーズが好きなのか、なにがいいのかわからないように。
ゲーム好きな友達C君がアウトドア好きのD君が何故アウトドアが好きなのか、何が楽しいのかわからないように、普通にあたり前の幸せを手に入れることができる人には私のことなんて理解できないと思います。
ただ、受け入れて欲しいだけなんだと思います。
純くんも私も。自分自身が苦しみ悩んだ末に受け入れた 私が そうであるという事実を。
三浦さんも亮平も受け入れてくれてました。
だけど純くんは自殺を試みた(ミスターファーレンハイトの件で心が弱っていたというのもあると思いますが)。
私も純くんと同じ目にあったら、この世界から出ていくことを選んでたなぁと思います。
なんか書いているうちに何を言いたいのか、伝えたいのかよくわからない感想になってしまいました。すみません。語彙力が無いからこういうのは避けていたんですが、先生にこの思いを伝えたいと思いました。
難しいこと抜きにしてまとめると
この話を通して、自分を信じようと、もっと愛して生きようと思いました。
私は純くんに、この話に出会ったおかげで前に進むことができます。ありがとうございます。
作者からの返信
書籍版の購入および作品への感想ありがとうございます。拙作が君に前に進む力を与えられたようで何よりです。
純くんが一度あの道を選んだのは、実は周りから否定されたからというより、純くんが自分自身を否定していたからだったりします。だってあの時点で「三浦さんと亮平は味方、女子は味方(三浦さんの証言より)、小野以外の男子は不明」と、実は明確な敵は小野しかいません。多数決やれば勝てました。ところが純くん自身が自分を信じていないので周りが全員敵に見えてしまい、あんなにも味方してくれた亮平のほんの些細な戸惑いに多大なダメージを受け、ああなった。あれはそういうシーンです。
何が言いたいかというと、自分を肯定するのは大事だということ。自分を否定していると「99人味方がいて1人が敵」という状況でも1人の敵に負けます。逆に自分を肯定していれば「99人敵がいて1人が味方」という状況でも1人の味方と無双できる。つきつめると100人全て敵でも勝てますね。まあそれはそれでぶっ飛びすぎな気もしますが。
なので、あなたが己を肯定する力を得ることが出来たのであれば、カミングアウトするしないの話とは無関係に、それはあなたの人生にとって大きなプラスになるでしょう。拙作があなたにそういう力を与えられたことを作者として誇りに思います。
まだまだ人生色々あるとは思いますが、お互い前向きにゆるくやっていきましょう。応援しています。
9-2への応援コメント
UNEXTで有料で本ドラマにハマり、全話4時間一気観してしまい
小説の存在を知って人生で初めて小説を自分から進んで読ませてもらいました
主人公が自分とすごく似ているのがとても親近感が湧きました
今から続編を読ませてもらいます
DVD化、
映画化、ドラマ続編を熱望致します
金子くんの演技が本当に素晴らしかった
作者からの返信
ドラマ視聴および作品読了ありがとうございました。金子くんよかったですよね。その他の役者さんやスタッフさん含めて、非常に良い縁に恵まれたと思いました。映像関係の方はちょっと自分の埒外になってしまいますが、続編は進めていきますので、是非よろしくお願いいたします。
9-2への応援コメント
台詞の一つ一つ、主人公の独白一つ一つに生の人間の声を聞くような感覚を覚えました。一人一人の登場人物に同意できる部分が必ずあって、同性愛と言う一つのテーマに対して立場の異なる人々が抱えるであろう主張、葛藤を主観的に体感できました。読み終えた今只々感動の一語に尽きる思いです。
「てめえ! 自分はホモだから、苦しんでるから、他の誰よりも自分が一番かわいそうだと思ってんだろ!」
この言葉が頭から離れません、勿論そう思い込むことで自身を守る盾を持つことが悪い事ではない。それでも、それを理由に自身を蚊帳の外に置き他者を思いやれないで良い訳でもない。そんな自省の念を過らせる機会を得られた事を先生に感謝してコメントとさせていただきます。
作者からの返信
読了およびコメントいただきありがとうございます。一人一人に同意できる部分がかならずあるという感想は光栄ですね。そういう多角的なものの見方を書きたかったので。
取り上げられている台詞は自分の中でもかなり思い入れがあります。自分を哀れむあまり自分しか見えなくなっている人、やはりいるんですよね。自分にもそういう時期はありました。なのでまさに自省の念から導かれた言葉であり、それを感じ取って頂けたことを嬉しく思います。
気が向きましたら書籍版や漫画版や番外編、はたまた自分の書いた他作品など色々なものに手を伸ばして頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。
9-2への応援コメント
カクヨムにハマったのはこの作品を読んでからです。私の世界は一冊で覆されました。
大学生のとき、同性愛の男友達がちょこちょこといました。人数にして4人です。
出会いが酔ってたせいもあるのか、なぜか「普通」でただ普通に飲み友達で、固定しないメンバーで思いつきで一緒にクラブからのゲイバーいこうかみたいな。そういう軽い良き友人関係を深めていました。
この作品を読んで、まさか……と思いました。彼らがあの明るさの下でここまで悩んでいた可能性があることに気づかなかったから。
それによく考えてみたら、レズの友達がいません。その意味も考えさせられました。
中盤の方のクライマックスでは号泣していました。
この言葉はきっといろんな方から何度ももらっていそうな気がしますが、「作者様の作品が今までの何よりも好きです」。
刺さりました。
魂を揺さぶられた一作でした。
作者からの返信
読了およびコメント頂きありがとうございます。拙作が「世界を覆す」ほど心に深く刺さったことを嬉しく思います。
人それぞれなのでその4人の方がこのような悩みを抱いていたかどうかは分かりませんが、仰られている通り「可能性」はあるでしょうね。まあ、それで彼らの何かが変わるわけでもないので、変わらずに接すれば良いんじゃないかなと。ただ、その4人以外にも知らないだけで「いる」かもしれないということは色々考えても無駄にはならないでしょうし、拙作をきっかけに少しでも考えてくれたなら僕としては嬉しいです。
せっかくカクヨム沼にもハマったようですし色々な作品を楽しんで下さい。自分の番外編や他作品も、良かったらよろしくお願いいたします
9-2への応援コメント
私がカクヨムにハマるきっかけになった作品でした。
まずはお礼申し上げます。
私事ですが、私にはゲイの友人が二人いまして、一人は小学校からの付き合いでした。
彼がカミングアウトしたのは二十歳の時で、「大事な話がある」と言うので話し出すのを待っていましたが、一向に話し出さない。何となくピンと来るものがあって、「女性に興味が持てないこと?」と尋ねると、そうだと答えました。
もう一人はアルバイト先で知り合った友人で、彼は半年ほどで打ち明けてくれました。「俺、ホモなんすよ」「へー、そうなんや」「反応薄っ!」と言うやり取りを交わしました。
それ以後、普通に「いま彼氏おるん?」と聞いたりもしますし、恋愛の話をしたりもしました。抵抗とか全く無いし、嫌悪感とかもゼロです。
ただ、私以外のもう一人の打ち明けられた友人は、以後も同じように付き合いつつも、同性愛の話はタブーにしています。
どちらの対応がいいのかは人それぞれでしょうが、私個人は趣味嗜好の違いくらいの感覚で、あまり重く受け止めるのもなぁ、という考えでした。
この作品の登場人物のような反応は私とは全く違うもので、でも世間ってそうなのかなぁ、などと思いつつ、主人公と同じように憤ったり悲しんだりしました。
感情が揺さぶられ、やるせない思いで一杯になりました。
私にとっては誰かに愛されるというのは、同性であろうが異性であろうが、基本的に嬉しいことです。
私は同性に恋愛感情は持てませんが、それでも、こんな自分のどこかに魅力を感じて好きになってくれたなら、嬉しい以外の感情は無いと思うんですが……。
すみません、取り留めのないことを書いてしまいました。
番外編も期待しております。
作者からの返信
読了および感想ありがとうございます。一人はあなたに、もう一人は誰にでもカミングアウトしてる感じですかね。人それぞれ、自分との向き合い方があるので、人それぞれの付き合い方をして頂ければ良いと思います。
実はこの作品の登場人物も単に戸惑っているだけの人がほとんどだったりします。むしろ肯定の方が強く、明確に否定したのは数人ですね。世間はそれぐらい信じられる状態になっていると、少なくとも僕は思っています。
せっかくカクヨムをお知りになったことですし、番外編含め、色々な作品をお楽しみください。書籍版ももしまだ手にしていないのならば、是非よろしくお願いいたします。
9-2への応援コメント
ドラマから入ったので、ドラマを追い越さないよう、少しずつ読み進めてきました。
今日、いやもう昨日ですが、最終回を迎えたので、最後は一気に読みました。
ドラマを見て泣き、小説を読んでも泣きました。
小説を読んで泣いたのは、随分と久しぶりだった気がします。
このコメントもドラマの最終回を流しながら書いています。
一番印象的だったのは、純くんが「疲れた」と言って窓から飛んだシーン。
純くんは命をカードに認めさせたと言っていたけれど、それの何が悪いと思うのは、私がずるい大人になってしまったからでしょうか。
純くんのブログ、本気で読みたい。ずっと応援してるよと伝えたいです。
素敵な作品を本当にありがとうございました。
作者からの返信
読了およびコメントありがとうございます。
ドラマと合わせて心を揺さぶれたようで嬉しく思います。
命をカードに認めさせたっていうの、実は勘違いなんですよね。
クラスで言えば三浦さん、亮平、女子は味方だと明言されており、
小野以外の男子もTrack6を見ての通り。
小野ですら嫌いだったのは「ゲイ」というより「純」です。
彼は最初から認められていました。
でも彼はまだ自分を信じ切れていないから、
「命をカードに認めさせた」という考えになってしまう。
それを解消していくのはこれからまた
長い時間をかけた話になると思います。
重ねて、読了頂きありがとうございました。
気が向きましたら書籍版の方もよろしくお願いいたします。
編集済
9-2への応援コメント
とっても感動しました!久しぶりに涙が止まりませんでした、、
主人公の葛藤、人生の生き辛さ、思春期の悩み、、、、どれを取っても切なくなる場面でした
私は腐女子と呼ばれる部類なんだと思いますが、自分の世界と現実の世界の差には、こんなにもまだまだセクシャリティへの偏見、理解の無さを目の当たりにするとガッカリします
10代の頃、私も自殺を考えていた時期がありましたが今は夫と子供がいます
自分の考え以上に人生ってどうなるのかわからないものですね
作者からの返信
返信遅れた……お読み頂きありがとうございます。自分は実は、現実にそんなに理解がないとは思ってないんですよね。そうじゃなきゃあの「救い」は書かない。ただそれでもやっぱり欠けていると感じるところはあるので、本作が少しでもその足りないところを埋めることが出来れば嬉しいです。
人生は本当にどうなるか分からないですね。高校生の自分に「お前の書いた小説がNHKでドラマ化されるよ」って言っても絶対に信じない。とりあえず、どうなるか分からない人生を、今は楽しみたいと思います。
重ねて、お読み頂きありがとうございました。書籍、漫画、ドラマもよろしければお願いいたします。
9-2への応援コメント
ここに投稿することを迷いましたが、自分にとって何かの意味があるような気がして書きました。
駄文ですみません。
この小説に出会えたことにとても嬉しく思います。夜中のNHKの初回再放送を偶然見て、衝撃を受けました。各話をオンデマンドの見逃し視聴、kindle版の小説、コミカライズ版をそれぞれ購入し、カクヨムに至っています。さすがに家族共有のテレビであのタイトルの録画は出来ないので、、、
自分を純くんに感情移入して一気に読みました。そして今、何度も読み返しています。
女性アイドルに興味を持てなかった少年時代、周りの友達との違いにうすうす気づき、それを認めず、自分を隠し 今40歳を過ぎた今もなお、会社で家庭で 僕もSHOW を続けています。
今の妻と出会い、幸いにも結ばれ娘二人に囲まれた幸せな暮らしを送っています。妻のことは結婚してから気づきましたが BL大好きな女子みたいです。腐女子と書くのは抵抗あります。。そういうマンガをいっぱい持っていて、妻のPCからはムキムキの外国人のゲイ動画があることを妻には内緒で知っています。
自分は結婚後、男と男の関係になったことはありませんが、今でもスマホやPCで見る動画はその手のものです。もしかしたら、お互い薄々気づいているのかな。なんてことを思いながら、決して開けてはいけない、踏み込んではいけないことのような気がしています。
また、マコトさんが自身を変態と言っていたくだりを読み、自分にも息子がいたら、そういう感情を抱いたのではないかとドキリとしました。
私の周りの現実の世界では 幸いにも物語の純くんやマコトさんと異なり、リアルな男との接点はなく、そして何よりも妻を心から愛しています。
小説を一気に読み、心が揺さぶられました。程度の違いこそあれ、自分も若き時 悩み苦しみました。読み終えたとき、この物語をこの想いを 妻と共有したいと思いました。心が動きました。それは理性で踏みとどまりました。危ないところでした。
浅原さんのtwitterか、カクヨム内の特設ページなのか、どこだかわかりません。浅原さん自身のこと、この物語とは現実は違っていること、それを読み、少し現実に帰ってこれた気がします。
物語と現実がぼやけてくるところでした。
皆さんの感想、浅原さんのコメントを読みました。難しいことはわかりません。ただ、この手の話をネタにした作り話ではなく、浅原さんが感じてきた経験、思いが凝縮されているように感じました。引き込まれました。自分の思いが一人だけではなかったのだと、読み終えたとき、心が少し軽くなった気がします。
この物語に出会えて良かった。
ありがとうございました。
作者からの返信
読了ありがとうございます。原作、ドラマ共に家族共有の場所に置きづらいタイトルで申し訳ないです。ただそんな中でも書籍版やコミカライズ版まで購入し、読み返して貰っていることを深く感謝いたします。マコトさんと同じ立場にいる方はなかなか声をあげにくいところがあると思うので、コメントを頂けてとても嬉しいです(個人的な感覚としては「結婚後、男と男の関係になったことはありません」なら陣営を行ったり来たりしていないのでコウモリではないのですが……)
少し厳しい物言いになるのかもしれませんが、自分はやはりShowは始めたなら続ける義務があると思います。煙草が大好きだったけれどパートナーが残り香でも体調が悪くなるから止めた。それと同じようなものだと捉えるしかないかなと。
ただ、妻を心から愛していると言えるのであれば、それはもうShowではないのでは?とも思います。もうとっくにLifeになっているのではないでしょうか。若輩者が偉そうに思われるかもしれませんが、自分の選択や人生を誇っても良いのではと、僕は思います。
共有は危なかったですね……気持ちは分かりますが。ただ奥さんが腐ならこちらが留まっても奥さん側から来る可能性があるので、その時は……上手くやって下さい(投げっぱなし)。まあ人との人との関係なんて外側からどうこう言うものではないですし、言えるものでもないです。自分に出来るのはほんの少し気の持ちようを変えるだけ。なので、自分の書いた物語で「心が軽くなった」と言って頂けたことは、本当に嬉しく思います。
これからも色々あると思います。僕にも、貴方にも。お互い人生を上手くやっていきましょう。重ねて、読了及び感想頂き、ありがとうございました。
4-4への応援コメント
コミックから入り、面白くて続きが気になり読破いたしました。
腐女子として生きていく途中で、自分の事や異性愛者の方に真摯に向き合えるのかと考えた事は何度もありました。
そうして、人間どんな大きさであれ秘密を抱えているものですし、理解できないこともある。冷たいかもしれませんが、私にとって相手の秘密が気にならないくらい好きだと思えたら、理解者・恋人・友人になれるという考えを今は持っています。そして、
「人間なんだから、100%好き嫌いが重なるわけないだろ。ここは合わない、ここは合う。それを積み重ねて、トータルで合う方が強ければいい」
という台詞にそういう考え方でいいんだと背中を押されました。近藤さんだからこそです。
これから浅原さんの活動を陰ながら応援させていただきます。書籍版購入します!
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
読了ありがとうございます(お返事遅れ申し訳ありません)。近藤さんのその台詞、自分も好きなので注目して頂けるのは嬉しいです。何でもそうですけど、完璧でなければ価値がないという考えは捨てた方がよいですね。すぐに善悪の話に行きがちですし
100%は目指さないし、目指せない。それでも重なるところを増やそうと思う。そういうスタンスで行くのが良いのだろうと、自分も思います。
重ねて、読了及び感想ありがとうございました。書籍版もお楽しみ下さい。今後ともよろしくお願いいたします。
2-1への応援コメント
なる!麻雀
7-3への応援コメント
三浦さん安藤くんの事好きすぎる
9-2への応援コメント
何気なく読み始めたものの止まらず、一息に読み切ってしまいました。
私は一応バイセクシャルの女なのですが、世の中に一切の偏見や固定観念が無ければ正直女性としか恋愛しないと思います。過去に男の子を好きになったこともあり、それ故にバイセクシャルを名乗っているのですが、正直今の私がまた誰か男の子を好きになれるかと問われると、100%の自信はありません。でも、決めたんです。男を好きになれる"はず"の自分を利用して、女の子に恋し続ける自分に蓋をして、普通に家庭を持って子どもを生んで親にカムアウトすることなく普通に孫の顔を見せる、"普通"に生きていくって決めたんです。
決めたはずなのに、純くんがお母さんに思いをぶちまけるシーンで涙が止まりませんでした。自分のセクシャリティについて、自分が今女性に恋をしていることについて、ここまで号泣したのは生まれて初めてでした。
素晴らしい作品をありがとうございます。とても面白かったです。一度下した自分の決断に自分自身が納得しきれていないことにも気づくことができました。先生の人生に少しでも多くの幸が訪れますように微力ながら世界の片隅で願っております。
作者からの返信
読了及び感想ありがとうございます。色々と葛藤されている中、拙作が心に大きなものを残せたことを嬉しく思います。
個人的にはセクシャリティなんて結果論でいいと思っています。自分が自分のことを完全に分かっているかというとそんなこともないでしょう。まだ若いですし、あまり考えすぎず、流れの中で、自分らしさを探して下さい。
重ねて、コメント頂きありがとうございました。あなたの人生が幸福であることを祈ります。
9-2への応援コメント
はじめまして!
とても興味深く、最後まで一気に読まずには居られないストーリー展開でした。
一番共感したのが、「普通とは何か。」
私も、よく使う言葉だったので。
人それぞれ普通の認識って違いあるのが当たり前だと思うのです。一般常識とは違いますから。
使う度に自問自答。普通って何(笑)と。語り出すと長くなりそう・・・。
書籍、購入しました!来週届きます。こちらも楽しみです。
そして、TVドラマ化おめでとうございます!
近況ノートも拝見致しました。色々と思う所もありますが、原作ありき、浅原さんの思いありきで視聴しようと思います。(でも、あのタイトルはどうかと、私も思いました・・)
とにかく引き込まれるお話しでした。
他の作品も、少しずつ読ませて頂きたいと思います!
作者からの返信
読了及び感想ありがとうございます。「普通」は人の数だけありますね。その「人の数だけある」ということだけ分かってればとりあえずいいんじゃないかなと自分は思います。それが難しいんですけど
書籍の方も注文頂いたとのことで非常に嬉しいです。原作を踏まえつつ結構なブラッシュアップを加えてますので、また違った視点から読んで頂ければと思います。ドラマも他作品も是非、よろしくお願いいたします。
9-2への応援コメント
とりあえず応援コメントから!レビューは書けそうなら書きます。
まずは素晴らしい小説を、本当にありがとうございました。Pixivにて連載中のコミックの続きが気になってこちらで読ませて頂きました。
書籍好きな30代のいい大人ですが、純粋に面白く胸が苦しくなるお話でした。何かが刺さって抜けない、泣きそうになるけど涙が出ない息苦しさ。無駄に心地いい。
長すぎず短すぎず、文章も読みやすくかといって安っぽくもなく。人物描写や心情描写がとても上手く、お話の内容も考えさせられるものでたくさんの方に読んで欲しいです。
これは10代の頃に読んだら始終泣きまくって大変だっただろうな……綺麗だけど現実的な話で読ませる展開も素晴らしかった。
とりあえず某所で書籍ポチりました。ドラマ楽しみにしてます。
圧倒的多数という『一般的な常識』を作って平和に生きている我々。時代や地域によって違う『普通』。それでも我々はいつもそれに惑わされて『自分』を見失いがちになる。
数々の名言で励まされました。みんな葛藤の中で生きている。ただそれに色んな形や色がある。
純くんやマコトさんのように、『普通』が夢のようなことに感じる『普通じゃない』ケース。どれだけ頑張っても『普通』にはなれない『普通じゃない』人たち。
「自分を変えるんじゃない、自分の中の普通を変える」
この言葉が、一番印象に残りました。名言。周囲との違いに悩むことが、大なり小なりあると思うので。
自分語りになりますが、よろしければサラッと流してください。
私は、脳に障害があります。故に、周りに迷惑をかけてしまって大変な時があります。別人のように普通を演じては疲れ果てて寝込み、本当の自分がよく分からなくなったり。
普通になりたい。普通に仕事をして普通に結婚して普通に生活がしたい。でも、私の普通はただの病人レベル。
友達の悩みが羨ましい。普通に旅行に行ったり、自分が働いたお金で生活したい。
まあ、そんな感じで……LGBT問題とは無関係ではありますが、私も少し母数が少ない悩みがあります。
作中でも出ていた「ひとつの特徴だけで自分を決めつければ、自分を見失う」は本当にその通り、盲目的になってしまうので「それも自分を構築するひとつのピース」くらいに思えれば、少しだけ生きるのが楽になるのかしらなんて。
私は同性愛者の方や特殊な嗜好を持った方とは直接的なお話をしたことはないのですが、自分のことを受け入れれば意外と自制が効かないかもとか恐怖したことは起こらずそれは強みになるのかなあとか。
そんなことを色々と考えながら読んでました。あまり関係がないことですみません。
でも、正直ここまで考えて読む小説は本当に少ないのでありがたかったです。
映画化もして欲しいなぁ、この流れは絶対に映画の方が綺麗!色んな人に見て欲しい作品でした。
人の数だけ普通がある。自分と他人は別の生き物だ。その上で、難しくても自分とも他人とも向き合っていく。
ただシンプルに言えば、人間がとても愛おしくなる小説でした。
素敵なお話、ありがとうございました!
作者からの返信
作品読了および応援コメント(あとレビューも)ありがとうございます。エンタメを意識しつつ現実的で考えさせられる作品にしたいと思っていたので、きちんと狙いが嵌ったことをとても嬉しく思います。
自分自身、作品に書いたように「普通」には悩まされてきた経験があるので、仰っていることはよく分かります。当たり前のように「普通」な人はそんなことには悩まないのかな、と羨んだりもしました。
ただやっぱり考えてみると「普通」な人っていないんですよね。みんなどこかしら絶対に人と違うところがある。ある一面では「普通」だし、別の一面ではそうでない。例えば、脳に障害のある異性愛者と脳に障害のない同性愛者のとちらがより「普通」かなんて比べられない。そうなるともう、自分自身がどう考えるかでしかないんだろうなと。
その上で自分が自分をどうするかは自由だと思うんですよね。自分の中の「普通」を拡大する。「普通じゃない」ところを「普通じゃない」と認識したまま肯定する。あるいは「自分のこういうところは普通じゃなくて嫌いだけど他の部分は好きなのでトータルでは好き」というやり方だってありだと思います。「自分の顔は嫌い。でも自分は好き」なんて人はいくらでもいますし。
何にせよ大事なのは自分で自分を評価することかなと。他人の評価は自分ではコントロール出来ないので、依存するとキリがなくなってしまう。8-5で純くんが言った「誰に嫌われても~」はそういうことで、その上でじゃあ自分自身どうするかが次にあるので、まだ「問1の答え」なのだと考えています。
自分もまだテストは解けていません。たぶん一生解けないでしょう。ただ解けないと分かっていても考えることは止めないでいたい。それが一番大事なことなのかなと、最近では思います
重ねて、読了及び感想ありがとうございました。書籍もご購入頂き光栄です。誤字脱字や表現の修正以外にも結構変わっていますので違いをお楽しみ下さい。コミカライズやドラマの方も引き続き、よろしくお願いいたします。
編集済
9-2への応援コメント
不快に思われるかもしれませんが、率直な感想として残させてください。
僕はゲイやレズが許されるなら、幼児にしかチンポが勃たないような幼児性愛者も同様に尊重されてもいいのではないか、と考えていました。(これに関しては法的に不可能ではありますし置いておきます)
同時に、レズ、ゲイなどはロリコンショタコンと同じ性的嗜好であって、指向などではない。だから優遇であったり対策法を考えるほうが間違っている。とも思っていました。
だから、この作品内に登場する男子生徒達のように、キモい、出来れば関わりたくない、好かれるのは嫌だ。そう思っていました。
しかしこの作品を読み、考えを改めました。物語を読んで息が詰まる、というのを初めて経験しました。それくらい、衝撃を受けました。
テレビで見る同性愛者は皆、自分が同性愛者であることに誇りを持っていました。そのイメージのみで皆そうなのだと、決めつけていることに気づきました。自己嫌悪しているなんて、思いもしませんでした。銭湯で勃起しない理由はまだしも、主人公のようにバレないように、傷つけないようにと悩んでいることなんて自分に置き換えて考えればすぐにわかることなのに、と反省しました。
また、僕が女性に興奮したり、友人関係を築いたり、男性を愛せないのと同じなのだとわかりました。様々な団体が行っている努力が無駄ではないと知りました。
しかし、僕の中であなたを含む【LGBT】が『異常』であることに代わりはありません。社会的生物ですから、マイノリティは所詮『異常』。どんな知識を入れようが、頭の中では淘汰される立場にしかなりえないようです。
僕の中では、差別している、蔑視している、気味悪がっているつもりはありません。ただ自分とは違う、理解できるが共感できない存在として『区別』しているのだと思います。
身近に居る。たくさんいる。男全員を性的に見る訳ではない。個人であって、一括りにするのはよくない。わかっていても、どうしようもないです。
古い友人が実は同性愛者だった。そう聞かされて途端に態度を大きく変え、距離を撮るほど薄情ではないつもりです。理解をしようとはするでしょう。しかし、永遠にわかり合うことはできないでしょうし、セックスしたいと思ったことがある、と言われて同じベッドで寝られるか、と言われると頷きがたいです。僕がタイプではない友人女性と同じベッドで寝て全く手を出さずにいられるか、と言われるとNOだからです。やはり目線は、僕基準になります。
どうやっても互いに共感し合えないなら、長い時間をかけて社会に理解を求めるか、明確に区別するしかないと改めて思いました。それができないなら、やはり隠してもらう必要がある。
この作品を読んだところで僕には理解など程遠いでしょうし、未だ差別的な意識を持っているのだと思います。道のりは長いですが、社会全体で理解されるといいですね。
多分これも、他人事の感想なんだろうと書きながら思いました。
作者からの返信
読了及び感想頂きありがとうございます。コメント返さない方がいいのかなとも思ったのですが、せっかくなので返させてもらいます。
まず前半。「考えを改めた」という言葉がとても嬉しかったです。本作、元から理解しようとしていた人が理解を深める、あまり深く考えてなかった人が深く考えるようになる、異なる理解の仕方をしていた人が理解の方向性を変えるなどのケースが多く、同性愛に反発の強い人の考えを変える力があるかどうかは未知数なところがあったのですが、その力が作品にちゃんとあったことを誇りに思います。
そして後半。自分は別にそれでいいと思います。そもそも人間の気持ちを完全に理解するなんて不可能です。「理解しよう」と思ったらあとはその状態が永久に続くだけ。だから「理解しよう」と思ってくれることが一番大事で、そういう意味では「理解をしようとはする」と仰っている貴方も既に一番大事なところは抑えていると思います。女性全般が男性全般に対して感じるような危機感を感じることも理屈上おかしいとは思いません。(誰が同性愛者か分からないので全男性を警戒しなくてはならず無意味だとは感じますが……)
ただ一点、「自分は間違っているかもしれない」という後ろめたさを隠すために強い言葉を使うのは、可能ならば控え目にしていただけると助かります。僕はその「異常」が敵対心から来るものではなく、むしろ逆だと分かります。でも分からない人もいます(特に若い子)。社会運動をしている人たちは貴方のような人を断罪するケースが多いので気持ちは分かりますが、別に考え方としてそんな間違ってないと思いますよ。ただそこで強い言葉を使ってしまうと結果的に「間違っている」ことなってしまう。それは勿体ないです。
まあざっくり言うと生理的に無理な人間がいても殴らなきゃそれでいいんですよ。内心の自由を曲げる必要はないです。それは何も異性愛同性愛に限らない、人間が社会生物をやっていくための普遍的な話だと思います。
重ねて、読了及び感想ありがとうございました。書籍版、コミカライズ、ドラマ等ありますので、よろしければそちらもよろしくお願いいたします。
編集済
2-1への応援コメント
図書室に小説が置いてあったので、先にそちらの方を読ませていただきました。
ここまで真剣に同性愛について考えられ、ここまで真剣に同性愛に考えさせられた作品を、私は初めて読みました。
NHKでドラマで観られる事がとても嬉しいです。私の同性愛に対する価値観が、かなり変わった気がします。この作品を読んだ人が、同性愛者の事を知ろうと思ってくれたらいい、と思います。
あと、個人的には三浦さんの「ビタミンBL」と言う表現にクスリと笑わせて貰いました。僕もBL星に行きたいなぁ。
作者からの返信
書籍版読了及びコメント頂きありがとうございます。他人の価値観を揺さぶるほどの作品を残せたことを心より嬉しく思います。メディアミックスを契機に同じような現象が広がれば自分としても嬉しいですね。ドラマの方もよろしくお願いいたします
9-2への応援コメント
こんにちは。先日、小説を購入し、読了致しました。とても心を揺さぶられ、涙が止まらなかったので、こうして感想を送らせていただきます。少々長い内容になってしまったうえ、私自身のことも絡めて書いているので読みづらかったらすみません。
私は19歳の女子です。この本を手に取ったきっかけは、私自身が自分のセクシャリティについて悩んでいるからです。私の場合は同性愛者ではなく、「アセクシャル」と呼ばれる「恋愛感情を持たない」人間です。現段階で私はまだ、「自分がアセクシャルである」と断言出来るほどの確信はありません。(だからこそ苦しいのですが。)「自分はもしかすると性的マイノリティなんじゃないか」、そう考え始めたら家族に対して申し訳ないと感じてしまうようになりました。
小説を読んでいて、純君の抱える悩みの一つである、家族は持ちたいけど自分のセクシャリティがそれに適応していない点(…という表現で合ってますでしょうか)について私は本当に涙がこらえきれませんでした。私も家族を持ちたい。幼い時からずっと、大人になったら結婚して子供を持って…そういう未来が待っていると自然に思っていました。なのに、19歳になった今でも恋愛感情を抱いたことがない。自分が思い描いていた理想の未来に、私自身が適応していないのではないか、そう思うとこれからどう生きればいいのか分からなくなりました。だから、純君が現実問題に悩む姿やそこに綴られている言葉を読んで「これは私だ!」と思いました。私と純君とは違うけれど、私が感じていることは純君が感じていることと同じなんじゃないかと思ったんです。今まで一人で悶々と頭のなかだけで考えてきたことを純君の言葉を通して言語化された感覚でした。
私にとって、性の問題に向き合うのはとても難しく、正直目をそらしたくなります。私自身、自分が何者なのか分からない、それが怖くて怖くてたまりません。だから、純君が言っていたように、まずは自分を愛せるようになることが今の私の目標です。こう思わせてくれた、純君、三浦さん、亮平君、小野君、そして浅原ナオト様、本当にありがとうございます。この物語は私の宝物です。
長文失礼致しました。(自分語りみたいになってしまいすみませんでした…)
作者からの返信
書籍の購入、読了、および感想まで頂きありがとうございます。本当に、心の底から嬉しいです。
自分も同性愛者ですので、仰っていることはよく分かります。今はそれこそこのような小説が書けるぐらいには解消していますが、19歳の頃を思い返せば同じように苦しんでいました。「普通」になりたい。そう強く願っていた記憶があります。
自分を愛せるようになる。とても大事なことだと思います。そこで一つアドバイスですが、自分の「何」を愛するかは自由であるということは、覚えておくとよいと思います。
最後、純くんは己の性を「たった一つの特徴」と言いました。そう、たった一つなんです。だからもしそれがどうしても愛せなくても、別の部分で愛せればそれでいい。そうやって何かをきっかけに自分を認めることが出来れば、いつか性の部分も内包して自分を好きになれる。自分はそう思いますし、現にそうやってここまで来ました。
重ねて、読了及び感想ありがとうございました。コミカライズ、ドラマの方もよろしくお願いいたします。
8-4への応援コメント
最後の最後に、この話題になりましたか(*´ー`*)
元々の意味では、同性愛者全てを意味する言葉なのに
日本では、特に男性同性愛者を揶揄したり馬鹿にする言葉として広まっていますからね
作者からの返信
Gayも社会運動から生まれた言葉なので海外ではそうではないというわけではないんですけどね。ただそれで今度はGayが侮蔑語として成立してるのを見ると言葉変えても意味ないなと。その「言葉(レッテル)ではない」というのを伝えたくて、タイトルからここまで引っ張りました
実際、他ならぬBLのおかげでStigmaもかなり薄れてますし、自分は最も「自分らしい」言葉として肯定的に自称しています。
9-2への応援コメント
初めまして。
私が応援しているとある方が浅原さんのこちらの作品を原作にドラマ化されるものに出演することが決まったのでこちら読ませていただきました。
正直なところ軽くこの作品の紹介を読んだときはゲイ…?セクシャルマイノリティの話なのに青春?何言ってるんだ?と不安に思いました。昨今ではLGBTに対する考え方は以前より理解が得られるようにはなってきていると思います。ですが、やはり世間からの風当たりは強いからです。そういうように今はまだ重たい話題でもあるのにこの作品を演じてもしバッシングを受けたり炎上してしまったりしたら、と考えてしまいました。
一気にこちらの作品読み終えましたが、そういう風に考えた自分を恥じました。ごめんなさい。涙を流しながら文を読んだのは初めてです。LGBTに理解がないのは私の方だと気付かされました。私の周囲にはカムアウトしている人はいません。しかしこの作品を読んでからもしかしたら、カムアウトしていないだけで実は同性愛者だという人がいるかもしれないと考え始めました。私は腐女子でもあるので同性愛に理解はあるつもりでした。
ですが全然分かっていなかったです。なんとなく遠い場所での話題のような気がしていたけれどまったくそんなことないんだなって気づかせてくれてありがとうございました。
そして、こんな素敵な作品を書いてくれてありがとうございます。こんな素敵な作品に好きな人が出演してくれるということを本当に嬉しく思います。
それと、Queen聴いてみようと思います。
せっかくなので。
作者からの返信
初めまして。お読み頂き、また感想頂きありがとうございます。不安になるのは分かります。ただそこも狙いというか、そうじゃないことを知って欲しかったんですよね。「触れて大丈夫か?」と思う前に、実はもう触れている。LGBTという記号化&隔離された形ではなく、誰の傍にも生きている人間として存在している。そういうことを伝えたかったのですが、きちんと伝わったようで良かったです。
Queen、是非聴いてみて下さい。そのままヒットしているボヘミアン・ラプソディを観に行ってもいいかもしれません。本作が貴女の人生を豊かにする、様々な良き出会いのきっかけになればと思います。
9-2への応援コメント
あっという間に読み終わりました。
感想を書くのが苦手なので拙い感想なのですが…
すごく良かった
としみじみ思います。
続きが気になりダーっと読んだので、次はじっくり読みたいと思います。
ネタバレになりますが、三浦さんの演説のとこでは泣けました。゚(゚´ω`゚)゚。
小野くんは途中まではすっごく嫌いでしたが、最後の展開で色々考えさせられました。
他の作品を読むのが楽しみです♪
作者からの返信
早っ!
何はともあれ、お読みいただきありがとうございます。読んで良かったと思って頂けたのであれば光栄です。小野みたいなやつを切り捨てることもまた「世界を簡単にする」行為なんですよね。そこをぼんやりとでも感じて頂けたのであれば嬉しく思います。
感想ありがとうございました。コミカライズ及び他作品も是非よろしくお願いいたします。
2-4への応援コメント
この告白の描写の三浦さんの言葉、良いですね。相手が自分を好きでないと分かっていて告白するこの描写がなんともいい感じ。
9-2への応援コメント
セクシャルマイノリティを題材にした青春小説は初めて見ました。
僕は当事者(ゲイ)なのですが、思春期の頃に読んでいたら、今以上に感情移入して、共感していただろうなと思います。息苦しい世界の中で、数少ない青春をたとえ物語の中でも経験できることはすごく貴重なことだと思います。
ラストのシーンもすごく素敵だと思いました。純君の揺れ動いている心を描写しつつも、すごく前向きで勇気づけられました。
特に三浦ちゃんと純くんがすごく好きです。
純くんは、共感して感情移入できたし、三浦ちゃんのあけすけなところもすごく好きです。
自分のことを描いていると思える青春小説って少ないんですよね。
どうせセクシャルマイノリティは存在しないんでしょって思ってしまって・・・。
すごく感動しました。
ありがとうございました。
作者からの返信
当事者として感情移入でき、また勇気づけられたとの言葉、とても嬉しく思います。ゲイの少年を一人称小説の主人公にした作品は、まあBLとかありますけどあれは別ジャンルですし、確かにレアかもしれませんね。無視されているというより単純に難しいんだと思いますが。何にせよ、貴重な体験を提供出来て良かったです。
こちらこそ読了及びコメント頂きありがとうございました。純くんと同様、揺れながらも前向きな人生を歩まれることをお祈りいたします
編集済
9-2への応援コメント
(遅まきながら)傑作青春小説ここに爆誕!!とか思いながら読んでました。日本のセクシャルマイノリティーのエンタメ青春小説って少ないですよね(僕の読書量が少ないだけかも)。思いつくのは藤野千夜「少年と少女のポルカ」とか。これは本作とはかなり毛色が違いますし、本作はよりアダルトになって、だから僕の言いたいこと言ってくれた感(ペニスを「ちんぽこ」と表現しているところも)があってとても清々しいです。
作者からの返信
創作物にセクマイが出てくるとやたら苦悩するか苦悩部分はガン無視するかの二択な印象がありますね。ちゃんと悩ませつつエンタメとして昇華した(つもりの)この作品は確かにレアかもしれません。
どうも最近セクマイに対する「理解」が明後日の方向に行っている感があるので、若い方々が本作をエンタメとして楽しむついでに理解を深めてくれればと僕も願っています。読了及びコメント&レビューありがとうございました。良かったら書籍版もよろしくお願いします
9-2への応援コメント
大変面白く、とても考えさせられる作品でした。
僕には年も血縁も家も近い親戚に一般的にLGBTと呼ばれる従兄弟がいます。
ジュンくんとは逆で(この表現が正しいかはわからないですが)体は女、心は男、恋愛対象は女だそうです。
元々男勝りな奴だったのでカムアウトされた後も特段変わらず、幼い頃から今まで進行形でバカみたいな事ではしゃげる間柄です。
が、その手の話はお互いにしないので、どういった悩みを抱えているのか、またそれをどう解決しようとしているのかちゃんと考えた事がありませんでした。
特にそいつとの向き合い方は変わらないと思います(元々そんな深い事考えて仲良くしてた訳じゃないので笑)が、今より少し同性愛者、LGBT等への向き合い方を見直してみようと思いました。
拙い長文を失礼致しました。
作者からの返信
読了及び感想頂きありがとうございます。身体が女性、心が男性ということはT(トランスジェンダー)ですかね。もしそうなら身体も心も男だった純くんとは少しカテゴリが違います。純くんはG(ゲイ)なので。
が、そんなこと別にあまり考えなくていいと思います。言葉の意味を知ったからと言って何が変わるわけでも無いですし。親戚に当事者がいらっしゃるということでおそらく「そう」だと分かっている人との向き合い方は既に身についていると思いますから、次はそういった人間は「どこにでもいる」ということを意識して頂ければ僕としては嬉しいです。
重ねて、感想ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
編集済
9-2への応援コメント
いやー、すごいものを読ませていただきました……
まだまだ無知無理解だった部分が多く勉強になりましたし、
純粋に小説としても面白かったです
ミスター・ファーレンハイト、いい味してたし、まさかの正体……めっちゃ驚かされました
他の人にもおすすめさせていただきます~
作者からの返信
読了及び感想ありがとうございます。純粋に小説として面白いと言って頂けるのは心強いです。本作はメッセージ性の強い作品ですが、面白くなきゃそのメッセージは届かないですからね。
ブログ等でもオススメ頂いているようで、ありがとうございます。「メロンスター」とか「右カウンター」とか感性が似ている気がするので、一読者としても参考にさせていただきます
9-2への応援コメント
泣きました。とても素敵な作品をありがとうございます。私は腐女子なのですが、ある特定の仲間にしか明かしておらず、公にはしていません。なので、全校集会で自分の好きなことを隠さずにカミングアウトをした三浦さんがとてもかっこいいと思いました。私には到底できることではありません。ですが、打ち明けてみると案外周りにもいるかもしれません。そう考えると、打ち明けるのも悪いことばかりではないのかなと思えるようになりました。最後に、こんなにも素晴らしい作品をありがとうございました。近くの書店で書籍を探してみます!!
作者からの返信
読了およびコメントありがとうございます。この作品は性的マイノリティ業界の方に焦点当ててますけど、腐女子業界は腐女子業界でめんどくさそうですよね……。まあ何にせよ、前向きになれたのは良いことだと思います。
近くの書店……売ってるかなあ。どこの書店にもなくて、でも欲しいという情熱がまだ残っていたら、twitterで配った「予約・取り寄せフォーマット」をここに置いておくので、これ書店員さんに見せて取り寄せ頼んで「本の方が来い」ってやって下さい。いや、普通にネットで買ってもいいですけど
https://twitter.com/asahara_naoT/status/967613819223654401
重ねて、励みになる言葉頂き、本当にありがとうございました。まだ作家活動はしますので、よろしければ今後ともよろしくお願いいたします。
9-2への応援コメント
素敵な作品をありがとうございました。
実は書店で平積みされていたのを見かけて、「なんだよ、またラノベの腐女子、BL系かよ」と思っていたので、読み始めたらラノベとは程遠い、純度の高い文学作品だったのでとても驚きました。
そして、読み始めが深夜何気なく…だったので、明け方まで一気に読んでしまいました。
セクシャルマイノリティのお話ですが、青春もので、ひとりの男の子が大人になるための一歩を踏み出すお話と受け止めています。
純くんと同い年の娘にも勧めようと思っています。
忘れる所でしたが、QUEEN、大好きです。にわかファンですが、フレディは素晴らしいアーティストですよね!
今後も作家活動、がんばってください。応援しています。
作者からの返信
読了および感想頂きありがとうございます。色々意図があって軽い感じに擬態してるんですよね。間口が広い分、そういうのを敬遠する方もいるとは思うのですが、まずは無事に届いたようで何よりです。
主題は性的マイノリティですが、根は青春小説だと自分でも思っています。少年が殻を破る話。お読み頂ければ娘さんは娘さんの視点で何か感じるものがあるでしょう。個人的には「もしかして私のクラスにも……」みたいなことを考えてくれると嬉しいです
Queenは、僕も実はニワカなんですけど、素晴らしいとしか言いようがないですよね。フレディの歌声はなんというか「説得力」のようなものが凄まじくて、心にズシンと来ます。
よろしければ一度スルーした書籍版も是非。結構ブラッシュアップが入っていますので、web版既読でも楽しめると思います。それでは
8-2への応援コメント
マコトさん、あの時はそこまでの覚悟でキスしたんだなぁ