人が死んでも蘇ることができる世界。生き返ることが出来なくなってしまった人たち。敵かと思えば味方となり、味方かと思えば敵になる。息がつけない中華ファンタジーです。面白い!難しいお話ですが、私なりに理解できるようになるまで考えてみようと思えました。他人のためならあっさり自分の命を差し出せる男の子。相棒を救うために殺戒者となる主人公。甘いと言われようとリュイさんがとても好きです。
死んでも甦る。そんな死と生の境界が薄い世界で、主人公は何よりも生を大切にして反逆の道を進んでいくーー何よりも先に言いたいのは、バトル描写がとにかくかっこいいです! また死世感が曖昧な世界での心理描写が趣深く、この世界観に取り込まれました。ダークファンタジーならではの展開で目を背けたくなることもありましたが、それでも結末が知りたく、ページを捲ってしまっていました。とても面白かったです。