鏡の中の少女

「あること」をきっかけに酷いいじめにあっている１７歳の少年・遥希。
彼は自分自身を憎み、誰も傷つけない為に、他人との関わることを避けていた。

そんな時、遥希は両親を不慮の事故で亡くしてしまい、祖母・薫の家へ引き取られる。
両親を失い、祖母との関わりすら断ちたい遥希は、すべてに絶望し、
すぐに小さな物置部屋に引きこもってしまう。
雑然としたその部屋にあったのは、古臭い姿見。

しかし、その姿身に映るのは自分の姿ではなく、
遙か戦乱の未来に暮らす少女・ルカの姿だったー。