2.「今いくらありますか?」

 あなたは今、全財産を把握していますか?

 家、家財、貯金、財布から冷蔵庫の中身まで何がどれだけあるかすぐに答えられますか?

 これらがすぐに頭に浮かび、すぐに答えられる状態ならば節約も簡単です。


 前回お金を使わないのが一番の節約だと言いましたが、完全に出費をなくすことなど自給自足でもないかぎりほぼ不可能です。

 自給自足でも税金などで支払いが発生するので給付金等の支援でもないかぎり条件は非常に厳しいのでさらに厳しいです。


 しかし、ハードルを下げることは誰でも今すぐできます。

 チラシの裏でも、携帯やパソコン、タブレットでもなんでもいいので現状で書き出せるものは全て書き出してみてください。


 入力と出力を一度するだけで漠然とした意識からある程度的を絞ることができます。

 例えば行動する時も、ではあまりにも広すぎて目的が見えませんが、『外に出る』『料理をする』『掃除をする』等まずは絞り込むことでその先が見えてきます。


 『料理をする』ならば次に『何を作るか』、材料がないならば『買い物に行く』『山に行く』『海に行く』など選択肢も絞られます。

 すなわち、常に現状を把握しておくことが大事です。


 現状と言うのは冒頭の財産に始まり、行動に終わります。

 お金がないのにスーパーへ買い物に行っても何も買えませんし、冷蔵庫の中身を把握していなければ同じものを買ってしまったり、買いそびれてしまったりします。


 身の回りの把握ができればだんだん視野も広がっていき、社会の相場も把握できるようになります。

 ある総理大臣はカップラーメンの値段さえわからず、とんでもない値段をおっしゃっていました。


 労せずして高い給料が一定以上確実に得られるならばと最初からおも追っているならば話も変わってきますが、大多数が汗水流して働いたお金だと思います。

 使うのは簡単ですが稼ぐ方が普通は大変なので今一度気を付けましょう。

 

 仮に自給1000円で一時間働いて、相場を知らずにカップラーメンを300円で買えば残りは700円です。

 自給1000円でも上記と同じカップラーメンを特売で100円で買えば900円が残ります。

 10個買えばその差2000円で2時間働いた時と同じ……ではありません。


 高所得になってくれば、支払う税金も増えてくる累進課税が日本では導入されているので、いくら高所得でも散財していれば低所得で節約している人よりも結果として時間とお金の両方を無駄にしている事になります。


 ということは収入に関わらずしっかりと相場を知っていれば、節約することができ尚且つ生活も楽になるという事です。

 そう考えれば情報収集することが自然とできるようになるはずです。


 

 結論


 身の回りを把握する。

 世の中の相場を把握する。


 これだけで無駄が減ります。








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年間100万円以上節約する方法 富城 昴 @christmas

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