概要
どんなに時が流れても、あなたのことを忘れない
同人誌〈星群〉54号(1984年5月発行)に掲載。
いやもう、この頃はずいぶん恥ずかしいもん書いてたなと(笑)。何このポエム。
タイトルからお分かりの方も多いでしょうが、「パワーズ・オブ・テン」という有名な短編映画(今はYoutubeで観られます)からヒントを得たもの。Powers of Tenというのは「10のべき乗」という意味です。映画では空間のスケールを描いていましたが、それを時間に置き換えてみたら……という発想です。
なお、当時はまだ振動宇宙論(宇宙が膨張と収縮、ビッグバンとビッグクランチを繰り返しているという説)も有力だったので、こういう結末になってます。現在では、宇宙は永遠に膨張し続けるという説が主流なので、今となっては時代遅れな話ですね。
いやもう、この頃はずいぶん恥ずかしいもん書いてたなと(笑)。何このポエム。
タイトルからお分かりの方も多いでしょうが、「パワーズ・オブ・テン」という有名な短編映画(今はYoutubeで観られます)からヒントを得たもの。Powers of Tenというのは「10のべき乗」という意味です。映画では空間のスケールを描いていましたが、それを時間に置き換えてみたら……という発想です。
なお、当時はまだ振動宇宙論(宇宙が膨張と収縮、ビッグバンとビッグクランチを繰り返しているという説)も有力だったので、こういう結末になってます。現在では、宇宙は永遠に膨張し続けるという説が主流なので、今となっては時代遅れな話ですね。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この作品が眼前にある意味。
この作品の発想を得て、文字にし、同人誌に掲載。それぞれのステップで相当の勇気が必要だと思うのです。
そして今、多くの若い読者に提示する行為は、ある種の蛮勇です。
多大な実績があるからこそ可能といえるでしょう。
SFにおいて「時を超える愛」は普遍的なテーマであり、作品も汗牛充棟ですが、スケールの大きさではこの作品を超えるものはそうないでしょう。中短編への敷衍も可能なはず。ですが、短歌・俳句の国ですから短く鋭いほうが心に届きます。
短いながらもSFスピリットの根幹、究極の「思い」を描いた作品です。
さて、ここからは邪推ですが。
今話題のアニメ映画への彗星問題の指摘でおびただしい先生への…続きを読む