異世界へ通じる穴が畳の下にあったらどうするか、をこんなに魅力的に見せてくれるとは思いませんでした。
その穴は大人が通り抜けられる大きさではなく、通り抜けた電子機器は壊れてしまう。魔法のかかっていたものも通り抜けると、魔法が解けてしまう。
こんなふうに限定された穴をどう活かすのか、その展開に無理がなく、でも、予想を上回る展開をしてみせてくれて飽きさせません。
以下は注意です。この作品に限ったことではありませんが、カクヨムでは誤植?が多々見受けられます。言葉のつなぎが間違っているのはまだいいのですが、この作品では結構重要なサブキャラクターの名前がしょっちゅう間違っています。高崎という名前が高橋になって、また戻っていたり。校閲の改善を求めます。
第25話まで読んだところでのレビュー。
謎の穴を通して異世界と物品を交換しあうまったりとした物語…ですが、これだけではこの作品の良さは伝わりません。
アイデアといい、キャラクターといい、物語といい、すべてが素晴らしい。異世界で必要とされるものを調べ、現実世界で売れるものを模索し、それには会社という組織も必要で、会社には人材も必要で…ととにかく流れるようなストーリー展開。
語り口も軽妙でコメディタッチな雰囲気が物語に華を添えます。
また出てくるキャラクターがみんな良くて、あっというまにここまで読んでしまいました。
これはお勧めです!ぜひ読んでみてください!