当然の指摘。それを許してしまう現状。

カクヨムに訪れてみて、まず驚いたのが、「ファンタジー」の定義の狭さでした。
ラノベやらゲームやらのワンパターンが軒を連ね、設定・展開・描写のどれを取っても、特定の人しか対象にしていない。それはそれで面白いのでしょうが、残念ながら私にはその様式美が理解できませんでした。
『ファンタジーって何さ』という深淵な問いから出てくる答えが、「ゲームの真似事ではないはずだ」という警鐘になってしまう、この事態が私には異様に思えます。
インターネットという大海原で、カクヨムが小さく箱庭化しているような、そんな窮屈さを感じてしまうのです。

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