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初めまして、突然のメール失礼します。
鳥二亭と言います。
宮本さむしさんのページを拝見して思うところがありメールしました。
仕事悩んでいらっしゃるみたいですね。
私の友人も先日、不祥事を起こしたことにされて、クビになりました。
体裁は依願退職になっていますが。
不祥事といっても、理由があってそうするしかなかったんですけどね。
誰かを守るためには手段を選べないこともあると思うんです。
私はとても納得が出来なくて。
そいつはホントにいいヤツで、私の親友なんです。
バカ正直で、努力家で、真面目なヤツなんです。
夢をかなえてその仕事になったのに、呆然としていました。
私も悔しいです。
宮本さむしさんも、自分のことを日記で書いていましたけど、私も、とてもやりきれないんですよ。
正直なヤツがバカをみて損をするような世の中に、いったい誰がしたんだろうと思って。
頑張ったヤツが儲かる、能力があるから勝てる、それは理想論であって、現実はそうじゃないですよね。
結局、親の経済格差であったり、地域格差であったり、最初から持っていた資産であったり、そういうものでレールは敷かれているのだし、悪事は行うことが悪いのではなく見付かることが悪いという法体系も強者の味方をしがちであり。
善良な貧乏人からみれば、悪徳な金持ちから自分達に富を分配せよ、と不公平を訴えたくもなります。
明らかにおかしな方法でお金を稼いでいる人達も世の中にはたくさんいるのに、なぜ自分達にはその機会がないのか。
でも世の中、発言権があるのは金、学歴、色々な条件に恵まれた一握りの人達。
たとえば国会議員を全員、いま仕事がないワーキングプアの人達と入れ替えればいいんですよね。最高の雇用対策じゃないですか。お金がない人が政治家になって、お金が有り余っている人は政治なんてやめてどこかで勝手に隠居してればいい。
あれ、世の中はどこに向かっているんでしょうね。
結局、努力なんてやめてみんな子どものころから年金で暮らせばいいんじゃないか、って、昔の共産主義みたいな考えになりませんか?
だって、そうでもしないと、いつも悪いことをしているヤツのほうが結果うまく立ち回るんですよ。
いつも良いことをしているヤツが良いことをしているうちには見返りなんてないんです。
昔ワルだったヤツは改心すればむしろそこからよく立ち直ったとプラス評価される。
ずっとまじめだったヤツはそんなのは当たり前のことで、評価なんてされない。
いじめっ子が改心すれば誉められる。いじめられっ子は何をしてもそれ以上プラスにはならない。
これじゃバカバカしいんですよ。
だから宗教があるはずで。
良いことをすれば見返りがあるって神様仏様が言ってくれないと、誰も良いことなんてしないんです。
世の中を変えるには選挙だとか民主主義だとか、決まった道筋でやらないといけないとそう言いますけど、そうやって60年だかそこらやってきた結果がこの世の中なんだとしたら、実はそれだって間違ってたのかもしれない。
よく言うじゃないですか、飛行機事故で一年に百人死ぬと大ニュースだけど、交通事故で一年間に一万人死んでもニュースにはならないって。
大事件とか凶悪犯罪を起こしたヤツは、反社会的なヤツだってことで犯罪者にされますけど、一発で大事件起こすのと、潜在的に社会を悪いほうに引っ張っていくのと、どっちがより大きな悪なんでしょうね。
宮本さむしさんのブログを見て、私にはどうしてもやってみたくなったことがあります。
恐らく宮本さむしさんは、私が何のことを考えていて、なぜ自分に連絡をよこしたのか、お分かりでしょう。
宮本さむしさん。あなたは弱者のためのメディアを持っています。
一度、お会いしてみたいと思っています。
ご返事お待ちしています。
―了―
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