えっせい「じぃちゃんの悩み」

@19643812

第1話

娘に三人目の孫が、宿りました。


エッセイ「じぃちゃんの悩み」

清水太郎

ゆうと君が、2階の部屋へ駆け込んできた。今までのエッセイを編集したり、投稿したりで生を返事していた。ゆうと君は、階段を下り、また登って来た。モジモジして、「オシッコ、出ちゃった」と顔をあげる。床に、オシッコが拡がっていた。「いいんだよ、じぃちゃんは叱らないよ」と本棚の中に置いてある、カニオムツを取り出して変えてあげます。はると君のオムレツも置いてあるのです、その上の本棚の上に神棚があるのです。ズボンとパンツを持って下に降り、洋子さんに渡す。床をトイレの紙で拭く、二度目のことでした。

ゆうと君は、以前に、ママやパパに叱られて泣きながら、来たことがあるます。泣き止むまで、抱いてやったのだが、最近は無くなりました。じいちゃんは最後の砦になりたいのです。

「優しいのが、一番なんだよ」と、ゆうと君に言った事があります。側で、聞いていたパパが「パパは強くないといけないんだ」と言ったのです。「優しさがある強さなんだがなぁ」と自分に言い聞かせました。(挫折を知らないと分らないのかもしれないかもなぁ)。少し前、100円ショップへゆうと君を抱いて行った時に、「困ったら、じぃちゃんの部屋に、来るんだよ」と言いながら歩いたのです。

夢の中に、何時もと違う顔のゆうと君がいた。夢は本当のことは、伝えないのだと思うのです。夕方、「ママを送りに行くけれど、ゆうとどうする?」パパが聞いた。パパは、はると君と出かけました。洋子さんは、ゆうと君にオマルでウンチをして欲しいのです。ゆうと君は、床に張り付くようにおしりを挙げるウンチの姿勢です。でも、洋子さんはゆうと君をオマルに座らせることに成功しました。レースのカーテンに包まりながらのオマルでウンチです、辛抱強くゆうと君を誘導した洋子さんの勝ちです。「カーテンに隠れてしたつもりでも、外から見るとお尻が丸見えだったわ」と笑いながら言いました、やれやれです。パパがママとはると君を乗せた車が着きました、玄関から入って来ると「ゆうちゃん、さっきオマルでウンチできたのよ」と洋子さんが嬉しそうに言いました。パパはゆうと君を高々と抱き上げ「やったな、ゆうと、ゆうと」です!ゆうと君は、これを機にオマルでうんち出来ると確信したじぃちゃんです。

孫たちは、泣き笑いの毎日です。じぃちゃんにできる事は、掃除と祈ることぐらいです。泣き声が2階まで聞こえると「はるとか?ゆうとか?」洋子さんに聞き、階段から下を見ます。泣き声が、聞きたく無い時があるのです。「居ないほうがのかな」と考える事もあったのです。洋子さんは「二人がいる時には、顔を出さないのよ」と言いますが、いつでも、なんをするにも一緒にいてしてあげたいのです。過干渉なじいちゃんと、言われてもいいのです。

じぃちゃんの雑念を打ち消したのは、3人目の孫を娘が宿した事からです。「もう、私がいないとダメなのだ、あれこれと考えれる時ではない」、寝る前の懺悔?の時に「お父さんは、なんでもやるから」と付け加えました。

ゆうと君の笑顔が嬉しいのです、でも、はると君が泣いています。「ママ、パイパイ、パイパイ、飲ませてよ」でも、ママは断乳しないと子宮が収縮してお腹の子によくないらしいのです。階段を駆け下りて「おっぱいを飲ませてやれ」と言いたくなります、「娘はもっと辛いのだ」と言い聞かせます。パパが「はると!はると!」と大きな声を出してます、パパも切ないのでしょうね。

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