その日常、何にも変えられない宝物

連続少女誘拐殺人事件。登場人物全員がその事件の関係者。
彼、彼女らはそれぞれトラウマとも云える深い傷を負い苦しんでいますが、それでも前に進もうとする姿勢が細かく、そして繊細に描かれています。
お互いを思い合い、支え、未来へ向かおうという心理描写が丁寧で、ミステリーというジャンルでありながらどこか現代ドラマの風を感じることができます。
100話近い話で長く、まだ途中ですがそれだけ読みごたえは抜群で、読めばきっと夢中になること間違いなしです。