CWヒロシ(ケアワーカーヒロシ)
小橋ケン
第1話 自己紹介
8月の東京は暑い。
こうして立っているだけで毛穴から汗が噴き出してくる。
僕の名前は中島ヒロシ。
介護施設で働く28歳だ。
僕が勤めているのは介護老人保険施設ひまわりという施設で、入所定員150床の、都心部では比較的大きな施設だ。
僕は高校卒業後、介護の専門学校に入学して介護福祉士の資格を取った。
それからすぐにこの施設で働き始めてなんだかんだもう7年になる。
7年も経つと色々あって、最近はいつまでこの仕事を続けるんだろうと思い始めている。
介護の仕事って聞くと世間では仕事がきついとか、給料が安いなんてイメージがあると思うけど、本当にその通りで、仕事中はよく腰を痛めるし、7年間真面目に働いても給料は5000円も上がらなかった。
ケアマネージャーに転職しようと思って勉強をした事もあったけど、仕事をしながら勉強を続けるのは大変で、結局諦めてしまった。
とりあえず今の僕にはこの仕事しかないから、もやもや思いながらも生きるために介護の仕事をしている。
CWヒロシ(ケアワーカーヒロシ) 小橋ケン @cerejapan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。CWヒロシ(ケアワーカーヒロシ)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます