概要
失った信仰、無為な日々の中に咲いた小さな幸せ
狂信冷めた一人の助祭と若い修道女の出会い。
色を失って見えた世界が再び鮮やかになるまで。
2012年の作品。自分のホームページより。
原点の一つ。若干手直しを加えて。
今と比べれば荒いものの、大切な一本。
色を失って見えた世界が再び鮮やかになるまで。
2012年の作品。自分のホームページより。
原点の一つ。若干手直しを加えて。
今と比べれば荒いものの、大切な一本。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!日常のなかの勝利
助祭と修道女の純愛。
近年、某教会では耳を覆いたくなるようなスキャンダルが頻発した。にもかかわらず、世界中で未だに多くの信徒を集めているのはなぜか。その理由が、この作品には凝縮されていると感じる。
信仰とは前のめりになって排他的になるべきものではなく、日常のなかにこそ意味がある。懺悔室の常連客は、動機はともかくそれを実践している。
一度は絶望した助祭は、修道女に出会ったことによってそれに気が付いた(かもしれない)。
作品の舞台は、おそらく中世のヨーロッパに設定されているようだが、この物語はどの時代にもどの国にも置換できる普遍性を持っている。
ただ若干、読む人を選ぶ作品ですので、恐縮です…続きを読む